Twilio、日本市場向け Twilio Short Code SMS を提供開始

世界をリードする数々の企業に、リアルタイムにパーソナライズした経験を提供する顧客エンゲージメントプラットフォームのリーディングカンパニーであるTwilio Japan合同会社（本社：東京都渋谷区、以下 Twilio）は、本日、単一の番号で、企業と顧客間の双方向SMSを実現する「Twilio Short Code SMS」の国内提供開始を発表しました。

「Twilio Short Code SMS」は、”0005”で始まる10桁の共通番号で国内の４つの携帯通信事業者の各携帯電話およびスマートフォンとの双方向SMSを可能にするサービスです。SMSショートコードサービスは、屋外広告、チラシ広告、デジタル広告などで国際的に広く利用されています。従来、日本国内でA2P-SMSを利用する場合、モバイル通信事業者によって送信元番号（Sender ID）が異なるため、すべての利用者をカバーするためには、複数の送信元番号の用意が必要でした。

国内A2P−SMS市場は急速に拡大していますが、その殆どは、多要素認証などの利用用途に限られています。日本国内におけるA2P-SMSの活用は、運用面やユーザビリティの課題から、諸外国に大きく遅れている状況です。Twilioが新たに提供を開始する「Twilio Short Code SMS」は、これまでの日本独自の環境的課題を解消し、単一の0005から始まる共通番号で、全てのモバイル通信事業者ユーザーと双方向SMSを実現します。

多彩なTwilio Short Code SMSの利用例

• 屋外看板やディスプレイアド、ポスターなどでのキャンペーン利用用途。固有IDを変更することで地域別キャンペーンも展開可能。
• ウェブサイトやアプリケーション上でのキャンペーン用途
• テレビCMや電車内CM、タクシーアドなどでの利用
• 企業やプロダクト別の個別IDとしての利用。例えば固有のショートコードSMSを名刺に印刷して利用することも可能。
• 選挙戦などの単発キャンペーンの場合も利用可能

現在このような利用用途に関しては広くQRコードが利用されていますが、単に特定URLへの誘導および、より詳しい情報の提供用途に留まっています。例えばQRコードにキャンペーン用のSMSショートコードを埋め込めば、即座に企業とユーザーの相互メッセージのやり取りがSMSで可能になります。TwilioのAPIを活用することで、SMSにおけるボットやAIの活用、オムニチャネル対応も容易です。海外では、ショートコードSMSの双方向性を活かし、Twilioを活用した物流トレーサビリティやスマートホーム、IoTでの活用事例も多くあります。

様々なキャンペーンにShort Code SMSを利用することで、次のようなことを期待できます。

• トラッキング

キャンペーンのクリエイティブや記載のショートコード番号を場所ごとに変えることで、ユーザーのトラッキングが可能になります。例えば、地下鉄のポスターで掲出場所ごとに異なるキャンペーン内容を掲載した場合、各キャンペーンのCTR（クリック率）を個別に追跡することができるため、今後のキャンペーン内容の改善やマーケティング戦略の策定に役立てることができます。

• SMS送信前のオプトイン取得

通常、企業がマーケティング目的のSMSを送信する際は、はじめに消費者のSMS受信への同意（オプトイン）を得る必要がありますが、これに対してSMSショートコードでは、消費者が自ら企業に対してSMSを送信した時点でオプトインが成立します。そのため、以後のアプローチの障壁が下がるだけでなく、今後の顧客エンゲージメント強化に向けた効率的な顧客情報の収集が可能です。

• SMSならではの高い開封率と汎用性

ショートコードはSMSとして配信されるため、開封率の高さや信頼性といった、SMSならではの利点を享受することができます。また、無料通話アプリやメッセージングアプリとは異なり、アプリがインストールされていないユーザーや、フィーチャーフォンのユーザーとも容易にコミュニケーションを行うことができるため、より広範な顧客・消費者へのアプローチが可能です。

なお、Twilio Short Code SMSは主要4通信事業者のユーザー向けに提供可能です。

<ご参考情報>

Twilio Short Code SMSについての詳しい情報はこちらから入手可能です。

https://pages.twilio.com/twilio-short-code-sms-JP-1