SIGNAL TVをMCの立場から振り返る
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始めに
SIGNALカンファレンスの超速報、基調講演の振り返りに続いて開発者向けコンテンツ、SIGNAL TVについてAPJ(アジア太平洋・日本)時間を担当したMCの立場から振り返ります。
SIGNAL TVとは
私が所属するWorldwide Developer Relationsチームでは2018年よりSIGNALカンファレンスの会期中に物理的に参加できない開発者を対象としたライブストリーミングを裏番組の立ち位置で提供しています。
このSIGNAL TVではTwitchやYouTube Liveなどのストリーミングサービスを利用し、キーノートなどの重要なセッションの振り返りや、Twilioのプロダクトマネージャーやエンジニアがざっくばらんに製品や新機能についてオーディエンスからの質問に答えるような番組、TwilioQuest実況プレイなどのエンターテイメントなどを通して、「SIGNALカンファレンスの雰囲気をリモートでも体感できる」プログラムを目指してきました。
本年のSIGNAL TV
コロナ禍によりオンライン開催となった昨年に引き続き、本年のSIGNALカンファレンスもほぼ全編がオンライン開催となりました。そのためSIGNAL TVも裏番組というポジションではなく、セッションとセッションの間に放映されるカンファレンスナビゲーターとして昨年以上に露出が増えました。今年は会期中の50%以上にもおよぶ時間帯でSIGNAL TVがSIGNALイベントサイト(プラットフォーム)で番組がストリーミングされることとなりました。
当日はヨーロッパ・中東・アフリカ、北米・ラテンアメリカ、アジア太平洋・日本それぞれの地域でストリーミングがリレーされ、2日間の会期中のストリーミング時間は合計33時間にもおよびました。このうち、アジア・太平洋向け時間ではデベロッパーエバンジェリストのPhil Nashと私がMCを務めました。
2日間のストリーミングからピックアップ
前述の通りさまざまなタイプのプログラムをお届けしましたが、特にアジア・太平洋地域向けのプログラムから個人的に良かったと思うものを3つほどピックアップしてみました。見出しからそれぞれのアーカイブにアクセスできるようになっています。
- Twilioを使ったバーチャルレーシングゲーム
WhatsApp Business APIを用いて送信された前後左右(Forward, Back, Left, Right)コマンドでGoogleストリートビューを操作し米国サンフランシスコのTwilio本社までたどり着くというチャレンジでした。明後日の方向に移動してしまい、てんやわんやに...
- TwilioQuest 拡張機能の実装
SIGNALに合わせてリリースされたTwilioQuest 3.2で提供された拡張機能の使い方について、ディレクトリの構成やマップの編集、イベントの追加方法についてデモを交えて解説しました。
- Jeff LawsonがSIGNAL TVに初めて登場!
CEOのJeff LawsonがSIGNAL TVに初めて登場しました。毎年、キーノートでライブコーディングを披露するJeffですが、今年はキーノートの最後にコーディンググラブをはめたものの、そのままエンディングとなっていました。その続編としてDay2に北米の時間帯だけでなく、アジア・太平洋時間にも登場し、GA(正式版)としてアナウンスされたTwilio Liveのデモに挑みました。
このコーディンググラブについては歴史があり、一部の開発者にとても人気があります。今回は数量限定のプレゼント企画もあったようです。
初めての日本語コンテンツ
SIGNAL TVは基本的に英語コンテンツでプログラムが進行します。日本担当としてはこの状況を打開したいと考え、今年初の試みとして初の日本語コンテンツとして「日本一早い SIGNAL recap」を両日とも企画・開催しました。
時差の関係上、それぞれの日程の最終時間が日本時間(アジア太平洋・日本向け)となることを利用し、日本にお住まいのTwilio Championのみなさんをお招きしてカンファレンスをSIGNAL TV上でそのまま振り返るという企画です。それぞれの視点から気になった新製品や発表、そして来年への期待についてお話しいただきました。
ご協力いただいたChampionの皆さん、ありがとうございました。
まとめ
今年も非常に濃い2日間となりました。毎年変化を続けるSIGNAL TV、来年はどうなるのか今から楽しみです。日本担当としてはSIGNAL TV日本語トラックや日本でのウォッチパーティーなど今年以上に日本の皆さんに参加いただけるコンテンツを組み込んでいきたいと考えています。こうしてほしい、こうなったら良いな、というアイディアや要望がありましたらぜひ、dikehara [@] twilio.comまでご連絡ください!