Twilio Lookupで電話番号のキャリアを特定する方法
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誰でも知らない番号から迷惑電話を受けた経験があるのではないでしょうか。時には不可解なボイスメールやテキストメッセージが残される場合もあります。悪質な業者が、無料のオンラインプロバイダの電話番号を利用して偽のプロフィールを作成し、詐欺メールやスパムメールを送りつけることもあります。TwilioのCarrier Lookup APIを使用すれば、電話番号を提供するキャリアを特定し、どのユーザーが本物の携帯電話番号を所有しているかを特定できます。
Twilioで電話番号のキャリアを特定する
電話番号の特定には、以下の項目が必要です。
- 無料のTwilioアカウント。Twilioホームページをブラウザで開き、今すぐ無料サインアップボタンをクリックするか、Twilioアカウントの作成リンクからサインアップします。このリンクを使用するとアカウントのアップグレード時に$10(米国ドル)相当分のクレジットが追加で付与されます。
- ターミナルまたはPostmanのようなツール。
電話番号の情報はTwilio Lookup APIでクエリすることができます。APIが実行できるリクエストには、2つのType
があります。carrier
(キャリア)とcaller-name
(発信者名)です。この例ではcarrier
に焦点を当てます。
以下のリクエストは、特定の電話番号に関するキャリアの情報を返します。リクエストURLの電話番号は、+18557477626
のようなE.164形式である必要があります。認証情報は、ご利用のアカウントSIDとコンソールに表示された認証トークンに置き換えてください。
ターミナルで、次のコードを実行します。
この機能をアプリケーションに追加したい場合、TwilioではC#、Ruby、Python、Java、JavaScript、PHPなどの言語でヘルパーライブラリを用意しています。これにより、JSONレスポンスが返されます。
この例の電話番号、1 (855) 747-7626のキャリア名はTwilioであることが分かります。AT&TやLevel 3 Communicationsなど、携帯電話や固定電話のキャリアについても同様の情報が返されます。
ご自身の電話番号で再度リクエストを実行し、何が返されるか試してみてください!キャリアは絶えずブランド名を変えており、キャリアの名称は時間の経過とともに変化する可能性があります。
電話番号の逆引き検索について
電話番号の逆引き検索は、電話番号の特定に使われます。検索エンジンやWhitepagesなどのサービスに電話番号を入力すると、電話やテキストメッセージの発信元について詳しく知ることができます。番号が固定電話からの場合、発信者の住所や名前、あるいは事業内容などの情報が分かるため、非常に便利なことがあります。
ただし、携帯電話の番号を入力しても、エリアコードに関連する位置情報以外の情報は得られないでしょう(有料でデータにアクセスする場合は別ですが)。そこでTwilio Lookupを利用すると、どのキャリアがその電話番号を所有しているか、その通話がスパムではないかを調べることができます。
キャリア情報を特定したら、次は?
誰が電話をかけてきているのか気になるのは皆同じです。そこでTwilioでは、Lookup APIを使用して電話番号のキャリアを知らせる公開Twilioボットを構築しました。
電話番号を+1 (855) 747-7626にテキストメッセージで送信すると、Twilioに割り当てられた電話番号かどうかチェックできます。
注:日本の電話番号から上記の米国の電話番号にメッセージを送信すると、国内料金よりも高額の料金が適用される場合があります。
Twilioの番号から迷惑電話やスパムテキストが来た場合、このテキストホットラインで報告することができます。この件や、Twilioのプラットフォームで実施しているスパム阻止方法について、詳しくは、こちらをご覧ください。
その他にも、Lookup APIを利用して構築できる機能は、以下の記事に取り上げられています(全て英語)。
詳しくは、Lookup APIドキュメントをご覧ください。Twilio Lookupを活用して何か構築されたものがあれば、コメントまたはTwitterで@kelleyrobinsonまでお知らせください。