changelog 投稿内容のサマリ (2022年10月下旬の内容)

November 07, 2022
執筆者
レビュー担当者

changelogOctBottomHalf2022JP

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、月2回を目安に運用しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。

Functions and Assets are now Generally Available

2022年10月17日、フィルタ=Serverless、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Serverlessのプロダクト「Functions & Assets」、また「Serverless API」を正式リリースいたしました。正式リリースにより、Functions & Assets を構築し、実際に実行する際に、99.95%のサービスレベル品質を含む SLA (Service Level Agreement) の保証対象となります。また、万が一問題が発生した場合、サービス契約に基づいてサポートチケットを起票いただけます。詳しくは、ブログ記事(英語)をお読みください。

重要 〜 Functions (Classic) および Assets (Classic) は、今回のSLAの対象ではありません。Classic版をご利用の場合は、今回アナウンスの対象となる“Ver2”版のFunctions & Assetsへの移行を積極的に検討いただき、SLA、強力なエディタ機能、Serverless APIへのアクセスをご活用ください。

また、Serverless Toolkitは当分の間、Twilio Labsのプロジェクトとして継続されます。Serverless ToolkitはServerless API上に構築されていますが、Serverless Toolkitレベルで何か問題が発生した場合、問題解決のためのSLAを残念ながら未だ保証できません。このような場合、GitHub上のIssuesのセクションから問題を報告いただけますようお願いいたします。

Twilio CLI is now Generally Available

2022年10月19日、フィルタ=<特になし>、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio CLIを正式リリースいたしました。Twilio CLIは開発者向けツールで、TwilioのAPI上に構築されるアプリケーションをコマンド越しにビルド、検証、デプロイ(配備展開)、管理することが容易になります。

詳細については、ドキュメントをご確認ください。

Verify Fraud Guard is now Generally Available

2022年10月20日、フィルタ=Verify、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio VerifyのFraud Guard機能を正式リリースいたしました。SMSトラフィックポンピング不正が該当する国や地域にはなりますが、追加費用なしですべてのお客様にご利用いただけます。SMSトラフィックポンピング不正に対抗し、SMS OTP(ワンタイムパスコード)のコンバージョン率向上にお役立てください。

Twilioコンソール画面で有効化し、お使いください。詳細については、ドキュメントをご確認いただけます。また英語ブログで、今回の機能がお客様にどのように活用いただけたかも併せてご確認ください。

Notify API End of Life Notice

2022年10月24日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Deprecated [オリジナルの英語投稿はこちら]

2022年10月24日より、Twilio Notify APIの新規サービス提供を終了いたします。また、2023年10月23日にはサービス提供終了を予定しています。現状でNotify APIをご利用のお客様に対しましては、この日までサポートを提供いたしますが、新たな機能拡張は予定されておらず、APIレートリミットの引き上げ要請に対してもお応えする予定がありません。

なお、Twilio VerifyやTwilio Conversationsなど、プッシュ通知のユースケースをサポートするTwilioの他製品については、この影響を受けません。

今回の件につきましては、こちらの移行ガイドを参考に移行をご検討・実施いただけますよう、大変お手数ではございますが、ご理解・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

Mark a conversation unread in Frontline

2022年10月24日、フィルタ=Frontline、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Frontlineの機能強化です。モバイル版(バージョン1.7.0以上)およびウェブ版で、確認済みの会話を未読扱いとできるようになりました。モバイル版では、会話一覧の画面で特定の会話について左方向にスワイプすると、既読/未読のステータスを切り替えるトグルボタンが現れます(以下の画面キャプチャ)。モバイル版とウェブ版では、特定の会話の画面内で、右上部の3つの点のアイコンをクリックして会話管理メニューにアクセスし、会話を未読にマークします。

frontlineMarkAsUnreadJP

Flex UI 2.0 Beta 2 is now available with updated Status Report

2022年10月24日、フィルタ=Flex、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

このバージョンの Flex UI では、以前はDebugger UI(デバッガーUI)として知られていた Status Report(ステータスレポート機能)を更新し、各ユーザーのFlex UIの動作状況の概要を表示するようにしました。Status Reportは正式リリース機能であり、デバッガーログ、Twilioサービスのステータス情報、Flex UIが縮退モードで動作しているかどうか、の情報を提供します。

Status Report機能の更新の詳細については、Flex UIのトラブルシュートのページでご確認ください。

さらに今回のリリースでは、会議通話、アウトバウンド架電、通話転送で使用される主要機能を更新しました。内部依存関係として利用していたTwilio Syncを削除することで、Flex UIの耐障害性も向上しています。

Marketing Campaigns Now a Segment Destination

2022年10月25日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio SendGrid EmailとTwilio Segment (CDP) との連携機能をリリースいたしました。Segment CDPにおいてDestinations(イベント・データ配信の宛先)という概念があり、なかでも何らかのアクションを強く意識する種別のDestinations(Action Destinations)がありますが、今回の連携機能の操作感は以下となります。

  • Twilio SegmentのDestinations Catalog(カタログ)においてSendGrid Marketing Campaigns用のDestinationを検索・作成します。
  • このDestinationを活用することで、マーケティング担当者がEメール配信の連絡先(メールアドレス等)をSendGrid Marketing Campaignsに対して追加・更新できるようになります。マーケティング担当者がCDP(顧客データプラットフォーム)のパワーを活用し、データパイプライン処理の一環としてメールアドレス等のデータを追加・更新できる部分がポイントで、魅力的でターゲットを絞ったEメールキャンペーンを作成できるようになります。

詳細については、ドキュメントをご確認ください。

Verizon on Super SIM

2022年10月25日、フィルタ=Super SIM、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Super SIMにおいて、SIMを装備したデバイスをVerizonに、すなわち米国3大キャリアの全てに接続できるようになりました。Verizon接続を有効にするには、TwilioコンソールのNetwork Access Profilesの設定画面で、許可するネットワークのリストにVerizonを追加してください。(あるいはAPI経由でも設定が可能です。)詳しくは、英語ブログをご確認ください。

Verizon in Network Access Profile JP

なおVerizonは、Network Access Feeを課金させていただく初めてのSuper SIM対応ネットワークですので、Verizonに接続する各SIMには、追加の月額料金が課されます。課金要素「Network Access Fees」の詳細については、ドキュメントをご確認ください。

Alerts for Rejected and Paused WhatsApp Templates now available

2022年10月27日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Messagingに関する機能強化です。WhatsAppを利用したメッセージングのメッセージテンプレート(WhatsApp Templates)管理において、新たなエラーコード「Rejected」と「Paused」をサポートするようになりました。Twilio Alarms(アラーム)機能を使えば、さまざまなエラーが発生した際にwebhookやメールを通じて通知を受けることができるので、併せてご利用・検討ください。

WhatsAppテンプレートが拒否(Rejected)された場合、Twilioではエラーコード 63040をWhatsAppから提示される理由とともに表示します。

同様に、WhatsAppテンプレートが品質等の懸念によりWhatsApp社により一時停止(Paused)された場合、Twilioはエラーコード63041を一時停止が解除される時期とともに表示します。テンプレートが一時停止となるには幾つか背景があり、例えばそのテンプレートを使って送信されたWhatsAppメッセージが適切ではないと複数のユーザーから報告された場合、ユーザーがそのメッセージを受信した後に送信元の電話番号をブロックした場合などが含まれます。

New Audit Events for Voice Recordings

2022年10月28日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Voiceに関する機能強化です。通話録音とトランスクリプション(文字起こし)について、以下の新たなイベント監視(Monitor Events)が追加されました。各々、recording.createdrecording.updatedtranscription.created、そしてTwilioコンソールからの一括削除を追跡するrecording.bulk-delete.createdです。さらに、PCI準拠型の通話録音管理の一環として72時間後の自動削除動作を追跡するために、recording.deletedイベントを更新しました。さらにtranscription.deletedイベントも更新され、TwilioコンソールのTranscription Detailsページからの削除を追跡できるようになりました。これら新規のイベント、更新されたイベントは、TwilioコンソールとAudit Event/Monitor Event APIで確認可能です。なお Monitor Events(イベント監視)機能は、Twilioに関する各種APIリソースの包括的なイベントログと変更追跡を提供するTwilioプラットフォーム機能です。

本機能強化により、ボイスアプリケーションの監査を改善し、通話録音とトランスクリプションのきめ細かい可視性を確保し、セキュリティとコンプライアンス要件に貢献することができます。

詳細については、サポートされているすべてのリソース種別とイベント種別の完全なリストをご確認ください。

Elastic SIP Trunking Solution Blueprint for Avaya Aura Contact Center solutions

2022年10月28日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

今回のご案内は、Avaya Aura Contact CenterソリューションをAvaya Enterprise Session Border Controller(ESBC)の構成の下にご利用のお客様向けで、この連携ソリューションをご利用いただくことで、Twilio Elastic SIP Trunking経由で簡単にPSTN(公衆電話網)に接続できるようになります。連携ソリューションの詳細については、Twilio Elastic SIP Trunkingのブループリントガイドをご確認ください。