changelog 投稿内容のサマリ (2021年8月下旬の内容)
読む所要時間: 16 分
Super SIM is now Generally Available
2021年8月31日、フィルタ=Super SIM、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Super SIMサービスが正式リリースとなったことをお知らせいたします。Super SIMは、セルラーベースのIoT接続性をグローバルレベルで提供するTwilioのサービスです。
Super SIMでは世界中の400ものセルラー網を活用することが可能です。Twilioのコンソール画面やAPIを介して、実際にどのセルラー網に対して接続するのか、業務要件に応じた使い分けを行っていただけます。
コンソール画面からSuper SIMをオーダーし、ドキュメントをご確認のうえ、ぜひお試しください!
A2P 10DLC registration for all US 501(c) nonprofit organizations now available
2021年8月25日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
TwilioにおけるA2P* 10DLC**のブランド登録とキャンペーン登録を、すべての501(c)非営利組織の皆さまに実施いただけるようになりました。コンソール画面もしくはISV向けAPIを利用した登録となります。非営利組織のエンティティ種別に応じ、チャリティー / 501(c)(3)、政治的なキャンペーン、通常の各SMSユースケースへのキャンペーン登録が可能です。
* A2P (アプリケーション-to-パーソン; 企業アカウントから消費者ユーザへSMS送信する形態), ** 10DLC (10-Digit Long Code, SMS送信元となる米国の10桁の電話番号)
- 501(c)(3)系組織の皆さまは、チャリティー / 501(c)(3)の特別ユースケースの下にキャンペーン登録を行ってください。この特別ユースケースは、該当の組織の皆さまに対してA2Pのキャリア費用を特別価格の下に提供できるよう特別に分類化されています。
- 501(c)(4), 501(c)(5), 501(c)(6)系組織で政治的な趣旨のSMSメッセージを送信する皆さまは、政治的な特別ユースケースの下にキャンペーン登録を行うか、SMSの趣旨が政治的でない場合には、通常のSMSキャンペーンのユースケースの下にキャンペーン登録を行ってください。政治的な特別ユースケース側であれば、高めのメッセージスループットを享受できます。
- その他すべての501(c)系組織の皆さまは、通常のSMSキャンペーンのユースケースの下にキャンペーン登録を行ってください。
チャリティー / 501(c)(3)および政治的なキャンペーンのユースケースの詳細については、これら特別なユースケースについてのサポートサイト上の記事をご確認ください。
Note: ‘527 Political’ に該当する組織の登録、またEmergency Special(甚大な自然災害やパンデミック等)のユースケースの登録については、その登録要件の詳細を詰めておりますので、今暫くお待ちください。
Elastic SIP Trunking Pricing API
2021年8月24日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Elastic SIP Trunkingに関する料金照会系のAPI、Pricing APIをリリースいたします。このAPIを利用し、以下のような操作が可能となります。
- 料金体系が存在する国の一覧を取得する
- 特定の国(API上“Trunking Country”リソースと呼ばれます)について発着信方向のトランク利用料金を取得する
- 特定の国における電話番号の維持費用を照会する
- 特定のTwilio番号(API上“Trunking Number”サブリソースと呼ばれます)を軸として、ある電話番号向け(“Origination”方向)の通話料金を照会する
APIから取得する料金は、対象となるTwilioアカウントに特化したものとなります。
Reminder: Programmable Voice 2008 API End of Life
2021年8月18日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Deprecated [オリジナルの英語投稿はこちら]
【リマインド】2021年11月1日をもって、Twilioは“2008 Calls API”への対応を終了いたします。終了後も引き続きAPIを利用した場合、APIリクエストに対してエラーレスポンスが戻ります。なおこの対応終了については、2020年12月7日および2021年4月24日の2回にわたり、当時のAPI利用状況データに基づき該当のお客様に対して連絡をさせていただいております。(日時については、明記ない限り原則米国時間となります。)
バージョン“2008”のAPIから(現行最新の)バージョン “2010”への移行にあたっては、こちらのガイドラインを参考にし、コード上の対処をお願いいたします。
Starter Brands API now available for A2P 10DLC registration of ISV customers
2021年8月17日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
米国におけるA2P 10DLC SMSのブランド登録処理について、独立系ソフトウェアベンダ (ISV) が配下の企業に対してSMSやMMS送信のサービス機能を提供するシナリオでは、ISVは先ず自身をISVブランドとして登録します。このブランド登録処理をTwilioコンソール画面のTrust Hubセクションで行った後、ISVは配下の企業をStandard(標準)ブランドまたはStarter(スターター)ブランドとして登録します。
今回、ISVブランドがスターターブランド登録を行い、配下のスターター企業のA2P 10DLC準拠を担保するためのAPIをご用意いたしました。スターターブランド登録は、i) 日次で送信するSMS/MMSのメッセージセグメント数が3000以下、かつ ii) 保有する10DLC番号が5つ以下、のケースで利用するブランド登録種別です。Twilioでは現状、スターターブランド登録の費用、SMSキャンペーンの月次費用を負担しています。
ISVブランドのお客様は、スターターブランドに関する概要ドキュメント、スターターブランド登録APIの操作ガイドをご確認いただき、スターターブランド登録処理の準備をしてください。
Segmentation API V2 Beta
2021年8月17日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGridのMarketing Campaignサービスについて、その送信先リストのセグメンテーション用APIのバージョン2をパブリックベータとしてリリースいたします。SQL(構造化照会言語)に基づくAPIを活用し、あるイベントに該当しないという条件や、メール受信者の複数のエンゲージメント等に基づいたセグメンテーションのユースケースが、新たに可能となります。
新APIで可能となるセグメンテーションの詳細については、該当のAPIドキュメントをご確認ください。
Participant lookup is now available in the Conversations API
2021年8月11日、フィルタ=Conversations、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
2021年8月上旬(実際のリリース期日)の日付でのchangelog投稿を2021年8月下旬に行い(英語)、次いで今回の抄訳版投稿となりました。
Conversationsリソース(会話)について、ある参加者が関与している会話の一覧データを取得する参照系のAPI操作が可能となりました。このAPI操作においては、参加者を一意に特定するIDが必要となり、具体的にはウェブチャットの場合にはidentity、SMSやWhatsAppの場合にはaddressとなります。
今回の機能強化の詳細についてドキュメントをご確認のうえ、ぜひお試しください!
All Flex projects that use Automatic Updates upgraded to Flex UI 1.27
2021年8月11日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
2021年8月上旬(実際のリリース期日)の日付でのchangelog投稿を2021年8月下旬に行い(英語)、次いで今回の抄訳版投稿となりました。
自動更新の設定が有効化されているTwilio Flexプロジェクトをすべて、Flex UI 1.27に更新いたしました。
Flex UI 1.27では、リアルタイムキュービューを利用した稼働状況把握の機能強化をパブリックベータリリースいたします。(これまではプライベートベータでした。)この機能強化では、キュー単位での稼働状況をシフト開始時点からのタイムライン視点で把握するのに有用な、リアルタイム系メトリクス(統計項目)を表示します。
またこの一環として、対応済み問合せ数、放棄問合せ数、SLA(サービスレベル)のメトリクスをデフォルトメトリクスとして新規追加しました。SLAは問い合わせの待ち状態に入った後に、所定の時間以内にオペレータまでつながった問い合わせの割合として計算されます。
本機能の有効化は、管理系の画面Flex Featuresから行えます。本機能の詳細については、ドキュメントをご確認ください。プログラムでメトリクスを追加しキューの稼働状況の監視機能を更にカスタマイズすることも可能です。
今回のリリース1.27に関する詳細については、Flex UIコンポーネントに関するリリースノートをご確認ください。
リマインド: Flex UIについては特定のバージョンに固定することも、また管理画面 (Flex Admin UI) より自動更新の設定を行うことも可能です。