Twilio Championsインタビュー: Doerに聞く - 八木都志郎さん
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デベロッパーエバンジェリストの池原です。先月11月から新たにスタートした「Twilio Championsインタビュー: Doerに聞く」の2回目を2020年12月8日(火)に配信しました。
この取り組みついて、また、Twilio Championsプログラムについては第1回目の記事で取り上げています。そちらもぜひご覧ください。
Twilio Championsインタビュー: Doerに聞く - 古里武士さん
今回のゲスト: 合同会社合同屋 八木都志郎さん
今回のゲストは合同会社合同屋の八木都志郎さんにお越しいただきました。
八木さんは2013年にTwilioのイベントに参加され、そこから長年に渡ってTwilioを活用いただいています。たとえば、ExcelとTwilioを連携させアウトバウンドコールの自動化とコール結果を自動で更新するしくみを以前構築されました。また、データ通信が可能なSIMとTwilio Programmable Voiceを組み合わせ、携帯端末で通常利用する番号とは異なる番号で音声通話が可能になるクライアントも構築されています。
Twilioで社会とつながる電話
音声通話クライアントについては「あなたのiPhoneが電話になる」というキャッチフレーズでお話しいただきましたが、このコンセプトが事例として紹介いただいた「つながる電話」で花開いています。
仕事をして自立をする、家を借りる場合には連絡先番号が必要になりますが、さまざまな事情から「通話可能な電話」を持てない方が増えています。東京アンブレラ基金さまが提供する「つながる電話」はこのような方々を支援するため、Twilio + データSIMが組み込まれている携帯端末を貸与し、自立のための活動に利用いただく取り組みです。また、発信に一部制限をつけるなどの悪用を防ぐような実装も組み込まれています。
実際にこのしくみを利用し生活の自立を成し遂げた後に貸与された携帯端末を返却するケースが出てきたそうです。Twilioが社会貢献に寄与できる非常にすばらしい事例をお話しいただきました。八木さんは今回の事例以外にも、社会貢献事業を行う団体をテクノロジ部分から数多く支えていらっしゃいます。
社員との交流、提言、そしてエンジニアへのアドバイス
インタビュー後半ではさらにTwilioエンジニアとの交流やChampionとなったきっかけ、Championsプログラムのアクティビティについてなど、Twilioとの体験についてお話しいただきました。また、長年Twilioを利用いただいた経験から弊社が今後、さらに日本で羽ばたくための非常に重要な点についても提言をいただきました。
そして、これからTwilioを使い始めようとされている方には、積極的にユーザーグループのSlackワークスペースに参加し質問することを勧められています。このワークスペースには私も参加させていただいていますが、日本でTwilioの知見が一番多く集まる場といえます。「教えたがり」の人々が多いというお話も伺いましたので、ぜひご参加ください。
- Twilio Japan User Group - Slackワークスペース(30日間のみ有効のため、無効になっている場合はneri78までご連絡ください。
そのほかの内容も含め、こちらからインタビュー全編をご覧いただけます。
まとめ・次回予告
今回は社会問題を解決とTwilioの親和性について事例を紹介いただき、1回目とは違った意味でたいへん興味深いお話をうかがえました。さらに日本におけるTwilioの利用拡大に向けての重要なヒントもいただけたと感じています。八木さん、師走のお忙しい中、ご協力いただきましてありがとうございました。
次回は2021年01月19日(火)に英語塾を運営されている株式会社キャタルの川崎 真素実さんにお話を伺う予定です。英語塾とTwilioにどんな関係があるのでしょうか。今から楽しみですね。
connpass - Twilio Championsインタビュー: Doerに聞く Vol.3
来年もTwilio Championsインタビューのご視聴をお待ちしています。