顧客データプラットフォーム(CDP)レポート2022のご案内

February 24, 2022
執筆者
レビュー担当者

CDPreport2022jp

この記事はGeoffrey Keatingこちらで公開した記事(英語)を日本語化したものです。

グローバルNo.1の顧客データプラットフォーム(CDP)であるTwilio Segmentは、顧客データがどのように世界の顧客エンゲージメントを推進しているかを毎年調査しており、このほど最新の調査結果を「2022」版として発表しました。

昨年のレポートでは、コロナ禍の影響で、顧客データプラットフォーム(CDP)があらゆる企業の技術スタックに欠かせない要素になると予測されていました。顧客と企業の対話にデジタルチャネル活用が増えれば、CDPは不可欠な存在になるという論理です。

12か月後、これらの予測は現実のものとなり、CDPを新たな高みへと押し上げる新たなトレンドが加わりました。

規制当局と巨大テクノロジー企業により、サードパーティデータの終焉を告げる鐘が鳴らされたのです。データの収集・共有・処理に関する基準や規制が、世界的に厳しさを増しています。AppleとGoogleは、何十億もの顧客や企業を自社のエコシステム内に取り込みつつ、サードパーティの追跡を制限する動きを見せています。

明らかなことは、プライバシーを守ると同時に、顧客とのエンゲージメントをよりパーソナルなものにするなかで、CDPが極めて重要な存在であるということです。

顧客データプラットフォームがさらに一歩前進?

過去12か月間にCDPの採用がこれまでになく勢いづいていることをより理解できるようにするため、Twilioではお客様のTwilio Segmentプラットフォームの使用状況を調査しました。

その結果、以下のようなことが分かりました。

  • データ量の爆発的な増加: 2021年、SegmentプラットフォームでのAPI呼び出しは記録的な数になりました。この量は、特にブラックフライデーのような季節イベントに集中しており、1,110億という驚異的な数のAPI呼び出しがSegmentプラットフォームを通じて行われました。
  • 2021年、最速で成長したアプリ: Segmentプラットフォームに接続されている人気のアプリ群は、現在の企業に何が重要かを如実に示しています。Snowflake(前年比78%増)やGoogle BigQuery(前年比56%増)などのデータウェアハウス系ツールや、デジタル広告ツールが好調で、Segmentプラットフォームに記録的な数のアプリが接続された年でした。
  • 技術スタックの統合が続く: 技術スタックの統合が2021年も続きました。これは、マーケティングテクノロジーが無秩序に拡がる状況を企業が積極的に抑えようとしており、目的特化型の最適なソリューションを組み合わせるよりも、統合型ソリューションが選ばれるからだと思われます。Segmentプラットフォームで処理されるデータ量が大幅に増加したにもかかわらず、使用されたアプリ数の中央値は9%減少しました。
  • ファーストパーティデータの隆盛: 規制当局や巨大テクノロジー企業が引き金となり、ますます多くの企業が、ファーストパーティデータを最優先とする世界に備えています。Twilioのレポートでは、サーバー側のデータ収集が加速しており、これが企業のデータ精度とデータ管理の向上に役立つことが示されています。

さらに詳しく

このレポートでは、上記のほかにもさまざまな情報を取り上げており、TwilioおよびTwilio Segmentが10年以上にわたり主張してきたことを裏付けています。すなわち、デジタルファーストなビジネスを2022年以降推進するにあたり、CDPは必要不可欠なインフラストラクチャだということです。

フルレポートはこちらからダウンロードいただけます。