Twilio OpenAPI 仕様のベータ版提供開始のご案内
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Twilioを使用した初めての製品開発でも、既存製品の機能拡張でも、日頃使用しているプログラミング言語や環境を扱えるツールを簡単に使える必要があります。Twilioは、OpenAPI Specification(OpenAPI仕様)をベータ版としてオープンソース化し、すべてのTwilio APIで利用できるようにしました。
Twilioは長年にわたり、ヘルパーライブラリとツールのサポートとメンテナンスを続けてきましたが、その対象は、開発者の間で最も利用されている言語と環境の一部でした。今回、APIの業界標準形式であるOpenAPI Specificationに準拠したTwilio APIドキュメントファイルを提供し、対応できる言語や環境の拡張を開始したことになります。これによりコードの自動生成がシンプルに行えるようになり、使用している言語やツールにかかわらず、Twilioを使用した開発が簡単になります。
OpenAPIでできること
クライアントライブラリの生成
Twilio OpenAPI Specification の枠組みとオープンソース化されたOpenAPI generator (生成コード) を活用し、新しいクライアントライブラリを生成できます。そうすることで、複雑なメソッドや関数を書く必要がなくなり、お好みのプログラミング言語で、さらに便利でシンプルに、Twilioをお使いいただけます。たとえば、TwilioのAPIメソッドに対して、強力な型定義がされたRustライブラリをプログラミング的にビルドできるようになりました。(以下参照)
ヘルパーライブラリの生成の詳細については、GitHubのOpenAPI Generatorプロジェクト、またはヘルパーライブラリに関するTwilioのドキュメントをご確認ください。
モックテスト
OpenAPI Specificationを使用し、TwilioのAPIのモックを作り、実際のAPI呼び出しをローカルでエミュレートできます。こうすると、テストスイートとTwilioの統合が迅速かつ堅牢になります。例えばDockerにより、TwilioのAPIモックサーバーをポータブルにすることも簡単になりました。
モックテストの詳細については、Twilioのドキュメントをご確認ください。
Postmanのサポート
さらに、Postmanへの対応も追加しました。PostmanはAPI呼び出しのための無料でシンプルな開発ツールで、便利な機能をさまざま備えています。皆さまが個々にTwilioのドキュメントを参照して独自のコレクションを作成する必要はなく、Twilio自身が管理しているコレクションを、Twilio APIのPostmanコレクションのページからダウンロードいただけます。また、ブラウザ上のPostman画面(APIsのセクション)から、Twilio APIに関する情報を視覚的に確認することも可能です。
TwilioのPostmanコレクションの詳細については、Twilioのドキュメントをご確認ください。
ぜひお試しください!
お客様がTwilioのOpenAPI Specificationを活用して素晴らしいサービスを構築されることが、私たちの喜びです。🚀