changelog 投稿内容のサマリ (2023年1月の内容)
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Upcoming Removal of WhatsApp-specific “ReferralNumMedia” Webhook Property for Inbound SMS/MMS Messages
2023年1月12日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilioの電話番号に設定されたwebhook URLに対するリクエストにおいて、(電話番号がSMSおよびMMSメッセージの文脈で利用されている場合)日本時間2023年1月13日(金)午前2時以降、プロパティReferralNumMediaが含まれなくなりました。このプロパティは、Meta社の「Click-to-WhatsApp」広告が契機となって送信されたWhatsAppメッセージのみに関連することが背景です。以前はすべてのメッセージを横断して追加されていましたが、今後はWhatsAppメッセージのみに付属するようになります。
この変更をうけ、webhook URLへTwilioが送信するリクエスト(の正当性)をガイドに従って検証することをお勧めします。その際、webhook URLに送信されたパラメータのすべてを(=フィルタリングなしで)validateRequestメソッドへ渡すようにしてください。特定のパラメータの有無に基づく検証をTwilioでは推奨しません。
New Amazon Polly Voices available for <Say>
2023年1月18日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Voiceでは音声合成の選択肢としてAmazon Pollyベースの合成音声を提供していますが、以下のロケールについてニューラル音声への対応を更新(追加)しました。高品質で自然感の高い音声合成をご利用いただけます。
Hala-Neural (ar-AE)、Suvi-Neural (fi-FI)、Ida-Neural (nb-NO)、Laura-Neural (nl-NL)、Ola-Neural (pl-PL)、Elin-Neural (sv-SE)、Hiujin-Neural (zh-HK), Zhiyu-Neural (zh-CN).
(日本語編集上の補足: 日本語については男性音声の「Takumi」について利用可能です。女性音声の「Mizuki」については、提供元のAWS側での対応を待っている状況です。)
ニューラル音声をお試しいただくには、TwilioコンソールのText-to-Speechのセクション、TwiML言語の<Say>動詞句、あるいはTwilio Studioの<Say>ウィジェットにて、各々設定いただけます。機能の詳細や価格については、Twilio Voiceの音声合成に関するドキュメントをご確認ください。
Twilio Interconnect Self-Service is now in Public Beta
2023年1月18日、フィルタ=Interconnect、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
IPsec VPNやThird Party Exchangeを介した閉域網接続の検討をされているお客様は、弊社営業やサポートを通さずにTwilioのコンソール管理画面で直接プロビジョニング(設定管理)できるようになりました。
TwilioコンソールのサイドバーからInterconnect > Connectionsを選択して、閉域網の設定管理を行ってください。(サードバーにない場合には、サイドバー内の「Explore Products」からInterconnectを選択いただけます。)
Verify WhatsApp is now Generally Available
2023年1月24日、フィルタ=Verify、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio VerifyでワンタイムパスコードをWhatsApp越しに通知する機能が正式リリースとなりました。詳細についてはドキュメントをご確認ください。
New Audit Events for Voice Recordings and Transcriptions to log media access
2023年1月26日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Voiceに関連する機能強化です。通話録音とその文字起こしについて、そのイベント監視(Monitor Events)向けの新たなイベント(recording.accessed、transcription.accessed)を追加しました。録音・文字起こしの各々に対するメディアへのアクセス、そしてメディアファイルのダウンロードをAPI・コンソール画面経由で追跡することが可能となります。
これら2つのイベントは、TwilioコンソールとAudit Event/Monitor Event APIから確認可能です。なおイベント監視(Monitor Events)は、Twilioの各種APIリソースに関する包括的なイベントログと変更追跡を可能とする、Twilioプラットフォームレベルの機能です。
今回の機能強化で、音声アプリケーションの監査を改善し、録音と文字起こしのきめ細かい可視性を確保し、セキュリティとコンプライアンス要件に貢献することができます。
詳細については、こちらのリストをご確認ください。サポートされているリソース種別とイベント種別がすべて一覧化されています。
Twilio Node Major Version Release 4.x.x
2023年1月25日、フィルタ=<なし>、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilioヘルパーライブラリ(SDK)のNode.js版について、メジャーバージョン4.xを正式リリースいたしました。バージョン4.xへ可能な限り円滑にアップグレードいただけるよう各種の配慮を行いました。ご考慮いただく重大な変更点は可能な限り少なくしてあります。
- ソースコードをTypeScriptに移行し、より堅牢な開発環境を実現しました。
- 依存関係のうち大規模なものを取り除き、バンドルサイズを31%削減しました。これによりSDKのパフォーマンスを向上させ、メモリ使用量を削減しました。
- レイジーローディングの機構をデフォルトで有効にし、パフォーマンスとメモリ使用量を改善しました。
- OpenAPI仕様を採用しました。
- コード生成ツールをオープンソース化し、SDKのコントリビューションを容易にしました。
バージョン4.xやアップグレード手順の詳細については、アップグレードガイドをご確認ください。