changelog 投稿内容のサマリ (2022年12月上旬の内容)
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Changes to Twilio’s Messaging API Response Headers have been Cancelled
2022年12月1日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=<なし> [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Messagingに関して2022年3月にご案内したAPI上の変更を実施しないことになりました。(=Twilio Messaging API経由で送信されるすべてのSMSおよびMMSメッセージについて、特定状況下でのAPIレスポンスヘッダーに対する変更は実施しないことといたします。)一方で、同時にご案内しました利用規約やポリシーに関する更新は、今回ご案内の影響を受けず、引き続き有効ですので、ご注意ください。
弊社では、メッセージの配信性を高め、メッセージ受信者の安全を確保するための努力を継続しています。 Twilioのサービス利用ポリシーやメッセージングポリシーを確実に遵守し、メッセージが送信される前に送信者と受信者から適切な同意を得ることにより、信頼されるコミュニケーションを促進する役割を日頃から果たしていただいていることにあらためて感謝申し上げます。
Twilio Voice SDK Call Message Events: User-Defined Messages is now in Public Beta
2022年12月5日、フィルタ=Programmable Voic、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable VoiceのVoice SDKにおいて、新たにCall Message Events(通話内部における付帯情報の媒介)機能が提供されるようになりました。APIのリソースレベルで言えば、User-Defined Messages、そしてUser-Defined Message Subscriptionの各リソースが利用可能となります。今回のベータリリースはVoice SDK(JS版、iOS版)の最新メジャーバージョンにおいて利用でき、通話が確立された後、登録されたVoice SDK Clientとバックエンドとの間でカスタムイベントが交換できるようになります。具体的なユースケースとして、以下が考えられます。
- コールプログレスイベントの中継(および何らかのアクションの実行)
- 通話内容の文字起こしを逐次的に通知
- 2者間通話から多者間通話(カンファレンス)への昇格を指示(多者通話機能(カンファレンス)を利用)
- 通話に関する重要な文脈情報をアプリケーションに適切なタイミングで提示
新機能Call Message Events: User-Defined Messagesの使用方法については、ドキュメントをご確認ください。興味深いユースケースにお役立ていただくことを楽しみにしています。
All Flex projects that use Automatic Updates upgraded to Flex UI 1.32
2022年12月7日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Flexにおいて自動更新設定が有効化されているFlexプロジェクトについてFlex UI 1.32への更新を行いました。
リリース1.32では、Flex UIのDegraded(縮退)モードが導入されており、Status Report(ステータスレポート)が改良されています。これにより、Flexの内部で利用されているサブシステム(TaskRouter、Conversations、Voice、Sync)などの一部がダウンしている場合でも、Flex UI全体としては機能としているサブシステムをベースに初期化されるようになりました。ステータスレポートについても正式リリースとなり、デバッガーログ、Twilioサービスのステータス情報、Flex UIが縮退モードで動作しているかどうかが提示されるようになりました。
キューの監視をプログラミング的にカスタマイズし強化する方法などの詳細については、ドキュメントをご確認ください。
本リリースの詳細については、Flex UIのリリースノートをご確認ください。
Announcing Flex Conversations GA
2022年12月7日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
(前項でも触れた)Flex Conversationsを正式リリースいたします。Flex Conversationsは非同期型チャネルの新しいプラットフォームであり、SMS/MMS、WhatsApp、ウェブチャットといったチャネルをFlexで簡単に構築することが可能となります。Flex Conversationsのリリースには以下が含まれます。
- Conversations APIへの対応 - SMS/MMS、WhatsApp、ウェブチャットを含む非同期型チャネルを単一のAPIで管理できるようになります。
- Interactions API - インバウンドおよびアウトバウンドのコミュニケーションを管理するための新しい枠組み・API
- オープンソースのReactベースのチャットアプリケーション - ウェブチャットの作成とウェブサイトへの組み込みを支援。
- 添付ファイルへの対応(添付ファイルをサポートするチャネルが対象)
- Twilio StudioにおけるConversations (API) への対応
Flex ConversationsにはFlex UI 2.0が必要となります。(Flex UI 2.0については前項もご確認ください。)移行方法を含む詳細については、Flex UI 2.0のドキュメントを参照してください。
今回のリリースについて、ブログ(英語)「Flex Conversations」も併せてご確認ください。また実際に使ってみる段階においては、ドキュメントもご確認ください。
Flex UI 2.0 is now in GA
2022年12月7日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Flex UI 2.0を正式リリースいたしました。Flex UI 2.0はFlex UIのメジャーリリースであり、待望のアップデートが多数含まれています。その中でも、特に注目すべきものを以下で紹介します。
今後のFlexリリースのための土台
Flex UI 2.0は、非同期型チャネルの新しいプラットフォーム「Flex Conversations」におけるUI/UXの土台となるもので、Conversations API、Interactions API(新API)、WhatsAppやEメールなどの新しいチャネル(Eメールチャネルについては近日提供開始)への対応など、新機能が提供されます。もちろん、Flex UI 2.0では従来のチャネルを引き続きサポートします。
開発者向けに共通ツールを提供
Flex UI 2.0は、React、Material、Emotion、Reduxといった主要な依存ライブラリの最新バージョンを使用しています。これにより、弊社がFlexというアプリケーションを構築する際に完全にサポートされた最新技術を活用しているという側面だけでなく、エコシステム上のプラグイン開発者もこれら最新パッケージを利活用して、付加価値プラグインを構築することが可能となります。
ビルドツールとしてTwilio Pasteを活用
Flex UI 2.0はWCAG 2.1のレベルAA標準に準拠しており、またアクセシビリティに関するTwilioのデザインシステムであるPasteを活用しています。(よって、Flex UIの見た目の感覚が従来1.x系との対比で少し変わっています。)さらに、Pasteの統合コンポーネントライブラリを活用することにより、アクセシビリティへの配慮があるプラグインをFlexのプラグイン開発者が構築できるようにしています。
Flexアカウントを新規開設する場合、Flex UI 2.0がデフォルトで有効になります。また、既存のFlexアカウントについては移行ガイドをご確認ください。
Flex UI 2.0の詳細については、リリースノートをご確認ください。
Verify Silent Network Auth is now in Public Beta
2022年12月8日、フィルタ=Verify、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Verify APIの機能であるサイレントネットワーク認証(Silent Network Auth)は、セキュリティ担保を損なうことなく電話番号の所有をリアルタイムに確認することが可能な、SIMベースの次世代型認証方式です。ユーザー体験に影響を与えることなく、実在するエンドユーザーを一意に認証することが可能です。詳細についてはドキュメントをご確認ください。
Studio now supports SSML for Amazon Polly voices
2022年12月12日、フィルタ=Studio、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Studioは、Say/PlayおよびGather Input On Callの各ウィジェットでAmazon Pollyの音声合成の使用を前提としてSSMLタグへの対応を開始しました。
SSML対応を有効化するには、TwilioコンソールのText-to-Speech Settings画面でデフォルトの音声合成ボイスとして、あるいは各StudioウィジェットのMessage Voiceのドロップダウンメニューから、Amazon Polly(ボイス)を選択します。そのうえで、所望のSSMLタグをText to Sayフィールドに直接埋めてください。
詳細については、Say/Playウィジェットのドキュメントをご確認ください。