Twilio Event Streams、パブリックベータ開始のご案内
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すべてのTwilioデータを統合管理
Twilio Event Streams機能のパブリックベータ版をリリースいたしました。Event Streams APIにより、データストリーミングの最新技術を活用し、統合された形のTwilioデータをお客様のインフラストラクチャに直接取り込むことができます。データの取り込みに要する時間を短縮でき、その分のエネルギーや時間をデータをどのように生かすかに使っていただくことができます。
データアーキテクチャを重視
データは常にビジネスの根幹です。オペレーション、マーケティング、サポートなど、業務を効率的に行うには、顧客と自部門とのコミュニケーション状況を、十分に把握しておく必要があります。2020年は、コロナ禍の拡大により、あらゆる業界でデジタル化が大きく進展し、企業はこれまで以上に顧客データを取得する場面が多くなりました。しかし、この膨大なデータを顧客エンゲージメントの改善に活用できていないのはなぜでしょうか?
世界中の開発者は顧客接点の統合に取り組む一方、データ管理の基本的な業務に多くの時間を費やしています。データの統合/変換、各部門がデータにアクセス可能となるようなインフラストラクチャ整備、データの完全性・精度の確認などです。
TwilioのEvent Streamsは、これらの煩雑な業務を必要としません。今回、Event StreamsによりTwilioのアーキテクチャを再構築し、それによりお客様は、Twilioのプラットフォームで送受信されるあらゆるデータを統合された形で活用することができ、データを任意のインフラストラクチャに直接送信することができるようになりました。
Event Streamsの仕組み
以下がEvent Streamsの主要な役割です。
- Twilio全体からデータを集約します。現在Event Streamsでは、TaskRouter、Messaging、Voice Insightsからのイベントを集約・提供しています。
- データを共通の形式で処理できるように正規化し、イベントの発生元を問わず一貫したイベント解析ができるようにします。
- データをキューに格納してから取り込みまでの時間は、最大24時間です。送信先インフラストラクチャがオフラインになっても、データが失われる心配はありません。
- Amazon KinesisやWebhookにデータを直接取り込ませることで、すべての部門が必要なデータを入手し、顧客とのあらゆる接点を最適化することができます。
パブリックベータ版の新機能
- 新たにWebhook型のシンクを提供します (イベントタイプの一覧はTwilioのドキュメントをご覧ください)
- 安定性と拡張性の向上により、Event Streamsのイベント取り込みから初回配信に要する時間が2秒以内に短縮
Event Streamsのご利用について
Twilioを使いのお客様は、Event Streamsを今すぐご利用開始いただけます。
Jessy Sweetは、TwilioのProduct Marketing Managerです。部門横断でマーケティング戦略の策定に携わり、Twilioプラットフォームマーケティング部門では製品リリースの計画を担当しています。Jessyはキャリアを通じ、お客様とニーズの理解を最優先に、関連性、価値、顧客満足度の高い製品とエクスペリエンスの構築に務めてきました。