changelog 投稿内容のサマリ (2022年7月上旬の内容)
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Essentials 40k and 100k Pricing and Packaging Have Changed
2022年7月1日、フィルタ=SendGrid Email API、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
2022年7月1日より、Twilio SendGridのパッケージ「Essentials 40k」「Essentials 100k」が以下のように変更となりました。
- 「Essentials 40k」パッケージ: 名称、内容、価格の変更
- 名称:『Essentials 50k』へ
- 料金:19.95 [米ドル/月]
- 月間メール配信クレジット:50,000 [通/月]
- メール配信クレジットの超過料金:0.00133 [米ドル/通]
- 「Essentials 100k」パッケージ: 価格の変更
- 料金:34.95 [米ドル/月]
- メール配信クレジットの超過料金:0.0009 [米ドル/通]
世界最高クラスの機能セットを提供することでお客様がEメールによる優れた体験を構築することを可能とし、そのためにインフラと技術革新への投資を継続します。Essentialsプランに含まれる機能、そしてアドオンの価格は、今回の変更の対象ではありません。また、過去の請求書を確認したり、プランと請求の詳細を更新するには、Twilio SendGridの管理画面から行うことが可能です。ご不明点がある場合、当社サポート部門までお問い合わせください。
WhatsApp Sandbox now works with Twilio Conversations
2022年7月1日、フィルタ=Conversations、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
TwilioのWhatsApp Sandbox環境用の電話番号がConversations APIで動作するようになったことをお知らせいたします。新しいチュートリアルのドキュメントを参考に、ぜひお試しください。
Super SIM VPN
2022年7月1日、フィルタ=Super SIM、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に国外の市場に関連する機能であり、参考程度にお読みください。
Twilio Super SIMがVPNに対応するようになりました。これにより、Twilioとお客様のアプリケーションデータセンター間に安全な閉域網を構成し、Super SIMを装着したデバイスがこれら閉域網を使用できるようになります。VPN機能を利用することで、以下のようなメリットがあります。
- Twilioとお客様のアプリケーションクラウド間のトラフィックがオープンなインターネットではなくVPNトンネルを経由するため、セキュアな経路を確保できます。
- Super SIM毎に静的なプライベートIPアドレスを払い出します。お客様のアプリケーションクラウドから該当のIoTデバイスに対して接続を掛けることができます。
- UDPやTCPセッションに関するNATやファイアウォールのタイマーの概念がなくなります。
Super SIMのVPN機能を利用してIoTアプリケーションをよりセキュアにしたい場合、Twilioの営業担当者またはサポート部門までご連絡ください。ドキュメントへのアクセスやセットアップ手順に関する情報を展開いたします。
Segmentation v1 API Deprecation
2022年7月5日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=Deprecated [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGrid EmaiのMarketing Campaignsにおいて送信先の宛先リストに関するSegmentation APIが存在します。このSegmentation APIのバージョン1(以降v1)は2022年12月31日にサービス提供終了となります。v1の提供終了後は、Twilio SendGridのMarketing Campaignsにおける画面インターフェースで作成されるセグメントは、内部的にすべてSegmentation v2 APIを使用します。
Segmentation APIのv1で作成済みの既存セグメントは、2022年12月31日まで引き続き、Marketing Campaignsの画面インターフェースまたはSegmentation v1 APIのいずれかを使用して編集可能です。2022年12月31日以降は、以下のように変更されます。
- Segmentation v1 APIベースで作成済みのセグメントについては、Twilio SendGridのインフラ側で、Segmentation v2 APIベースのセグメントへと移行いたします。この自動移行のスコープは、Automation機能またはスケジュールされたSingle Sendで使用されていないセグメントです。
- v1 APIベースで作成済みセグメントの一部については、移行できない場合があります。その場合、お客様側でセグメントを手動で移行いただく必要があります。手順については、ドキュメント「v1セグメントをv2にアップグレードする」をご確認ください。
- Twilio SendGridでは、v1 APIベースで作成済みのセグメントのうち、v2ベースへ移行されていない、またはv2ベースへ自動移行できないセグメントの処理を停止します。つまり、セグメントへの送信先(宛先)レコードの追加・削除は行われません。v1 APIベースで作成済みのセグメントは削除されないため、2022年12月31日以降もデータが失われることはありません。
- v2ベースへ移行されていないセグメントは、セグメントの上限数に対してカウントされますので、できるだけ早期にすべてのセグメントをv1ベースからv2ベースに手動で移行することをお勧めします。
- セグメントの作成と更新に使用されていたPOSTおよびPATCHのSegmentation v1 APIエンドポイントは、2022年12月31日以降アクセスできなくなります。
- GETおよびDELETEのSegmentation v1 APIエンドポイントは、2022年12月31日以降も引き続き利用可能です。お客様はv1ベースのセグメントの状況を確認し、セグメントを手動でv2ベースに移行し、最終的にv1ベースのセグメントを削除することができます。
Video Resiliency Improvements
2022年7月6日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Videoに関してビデオワークフローの耐障害性を向上させるために、2つの新機能をリリースしました。
まず、パブリッシャーとサブスクライバークライアントが利用可能な帯域幅を測定するために使用される輻輳制御のロジックを更新しました。新しい輻輳制御では、極端に低い帯域幅のシナリオでより高い利用可能帯域幅を提供し、振動するネットワーク条件下でビットレート回復時間を高速化する機構を提供します。この機能は、すべてのTwilio Videoワークフローに展開され、お使いのビデオルームで自動的に有効化されます。
2つ目は、新しいMedia Warnings APIのリリースです。このAPIは現状JavaScript SDKでのみ利用可能ですが、参加者を録画しているにもかかわらずメディアサーバーからメディアが受信されない場合、警告を発します。この警告により、録音トラックが不完全になりそうなことを事前に知ることができ、参加者を再接続するなどして状況を改善することができるようになります。このアラートの詳細は、SDKの変更履歴に関するドキュメントでご確認いただけます。
Lookup Mobile Intelligence Packages in Beta
2022年7月12日、フィルタ=Lookup、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に欧米市場に関連する機能であり、参考程度にお読みください。
Twilio Lookupのv2 APIにおいて、モバイルインテリジェンスを提供する新パッケージを導入しました。これにより、信頼感の伴うコミュニケーションを推進したり、各種のオンボーディング体験をシームレスに構築することが可能となります。具体的な機能は以下となります。
- Line Type Intelligenceは、電話番号の回線種別を返します。固定VoIPや非固定VoIP番号から、固定電話、着信課金などあらゆる種別を識別します。現在パブリックベータ版機能であり、世界中でサポートされており、どなたでもご利用いただけます。
- SIM Swapは、携帯電話番号と対応するSIMに関する最近の変化を検出するものです。現在プライベートベータ版機能であり、欧州と北米の主要な市場でサポートされています。
- Call Forwardingは、携帯電話番号に関する通話の無条件転送ステータスを返します。現在プライベートベータ版機能であり、英国でのみサポートされています。
- 最後に、Lookup v2 APIはTwilioのアイルランドリージョンでもサポートされます。よって、Lookup APIに係るデータ処理がデータ越境の観点でEU圏内に留まることが保証されます。
これら機能の詳細については、ブログ記事「Announcing New Mobile Intelligence Packages in the Twilio Lookup API」(英語)をお読みいただくか、ドキュメント「Lookup v2 API」をご確認ください。
Twilio Flex is HIPAA Eligible
2022年7月13日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Flexの利用が、HIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法律)に適合するようになりました。よって今後は、保護対象保険情報(PHI)を含むHIPAA準拠のヘルスケア系アプリケーションを、Twilio Flexを利用して組織・企業の皆さまに開発・運用いただくことが可能となります。Twilioは、HIPAA適合の製品およびサービスをスコープとして、適用対象主体および事業提携者との間にビジネススアソシエート契約(BAA)を締結いたします。
HIPAA準拠を意識したTwilioベースのシステム構築方法について、リンク先資料をご確認ください。