changelog 投稿内容のサマリ (2022年3月下旬の内容)
読む所要時間: 25 分
Start/Stop Media Streams API
2022年3月16日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Media Streams(メディアストリーム)をAPIで起動・停止できるようになりました。メディアストリームを利用することで、確立された通話上でストリームを開始し、そのストリームをウェブソケットの宛先に対してセキュアに送信することができます。また、TwiML言語(のタグ<Start><Stream>)で開始したストリームをAPIで停止することも可能です。
詳細については、ドキュメントをご確認ください。
Limitations to Category Statistics for New Customers GA
2022年3月16日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGrid Emailの新規のお客様について、2022年3月16日より、Category Statistics(カテゴリー統計)データへのアクセスに「7日間ローリング*」ベースの制限が適用されます。。具体的には、ある日のEメール配信に適用されたカテゴリーの(統計)データは最初の7日間は、制限なくアクセスが可能です。(どのカテゴリがどの程度利用されたのか等を、特段の制限なく振り返ることができます。)7日経過後の8日目には、フリープランのお客様の場合には上位100カテゴリーへのデータアクセス(振り返り)が、有料プランのお客様の場合には上位1,000カテゴリーへのデータアクセスが提供されるように制限が適用されます。
(* ここでのローリングとは、7日間の区間が、今日の分について、明日の分について、明後日の分について、と日にち単位でスライドしていくことを意味します。)
カテゴリーの統計データへのアクセスを制限なく必要とする場合には、7日間ローリングの区間内においてEvent Webhook機能を使用してデータを取得し、皆さまの自社管理システムにてデータ保持することで対処可能です。
2022年3月16日以前に作成されたTwilio SendGridアカウントでは、当面、カテゴリー統計データに制限なく(=「8日目」以降も)アクセスすることができます。これら既存のお客様に対する制限のロールアウトは、2022年第2四半期(4-6月期)に開始される予定です。
今回ご案内する変更の仕組みについては、ドキュメント「Working with Categories」の「Limitations」セクションでその詳細をご確認いただけます。
なお、今回述べたようなデータアクセスの制限のない「Unique Arguments」機能が、配信されたEメールの分類において最適なソリューションであるとお感じになるお客様が少なくありません。ブログ記事「Categories vs Unique Arguments: Benefits & Limitations」(英語)も併せてご確認ください。Eメールの分類やトラッキングについて詳しく解説させていただいております。
Chat Channel Migration API
2022年3月18日、フィルタ=Programmable Chat、リリース=<なし> [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable ChatのリソースChannels(チャネル)のうち、種別「public」のリソースを、Twilio Conversationsに簡単に移行できるようになりました。この移行には、Chat Channel Migration APIをご利用いただきます。従来、Twilio Chatの「public」チャネルをTwilio Conversationsの相当リソースに移行するにあたって、長い移行スクリプトを書く必要がありました。今回リリースにより、APIコール1回でチャネル種別を「public」から「private」に変更し、Conversationsアプリケーションですぐに利用できるように移行できます。
Twilio ChatからTwilio Conversationsへの移行を未だ開始していない場合、移行ガイドを参考にして移行を計画して開始ください。Twilio Chatのプロダクトライフサイクルに関するご案内は、changelogおよびサポート記事をご確認ください。
Known Agent Routing is now GA
2022年3月18日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Flexのタスク配信エンジンであるTaskRouterにおいて、Known Agentルーティング機能を正式リリースいたしました。Known Agentルーティングには、顧客が最後に話したエージェントに再び割り当てる「ラストエージェントルーティング」、顧客を担当するエージェント/アドバイザーに割り当てる「優先エージェントルーティング」などの例があります。
これらユースケースを実現するために、TaskRouterのWorkflow(ワークフロー)上のフィルターターゲット(filters > targets)として、エージェントのSID(known_worker_sid
)またはエージェントの名前(known_worker_friendly_name
)のいずれかのプロパティを利用し、タスク配信のターゲットを指定できます。
この機能を利用することで、タスク配信先を評価する一般的なロジックよりも大幅に性能が向上し、このようなタスクのルーティングや割り当て時の待ち時間を防ぐことができます。
TaskRouterのKnown Agenルーティング機能の詳細については、ドキュメントをご確認ください。
Improvements to Account Insights
2022年3月18日、フィルタ=Twilio Platform、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilioコンソール内のAccount Insights(アカウントインサイト)を更新し、インサイトをより明確に、より発見しやすくし、これらのインサイトを管理する際のユーザー体験を向上させました。Billing(課金)、Audit(監査)インサイトは、コンソール画面の左側ナビゲーションにあるインサイト(Monitorタブ>Insights)の下に個々のサブアイテムとして表示されるようになりました。
これらのインサイト製品は、コンソールの「検索」機能でも見つけることができます。以前の監査コンソールのインターフェースは、新しい監査インサイト画面へ自動的に画面遷移します。これらのインサイト画面にはどなたでもアクセスできますが、フィルタの編集や保存を行うには、Twilio Editionsのご契約が必要です。
Deliverability Insights Generally Available
2022年3月21日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGridのDeliverability Insights機能を正式リリースいたしました。Deliverability Insightsは、メール配信プログラムの健全性を監視・最適化する際に必須となるコンソール画面内のダッシュボードです。Deliverability Insightsでは、主要メールボックスプロバイダーによってセグメント化されたメトリクスが時系列で提示され、弊社のメール専門家の経験を基に重要と思われるアドバイスをちりばめ、お客様のメール配信パフォーマンスに関する実用的なビューを提供します。
またDeliveryability Insightsでは、新たにBounce Classifications(Eメールバウンスの理由分類)のビューが含まれ、3000万件以上とも言われるSMTPレスポンスを7つの理解しやすいカテゴリーに分類し、Eメールがバウンスしている理由とそれに対する対処法を理解できるようにします。
Verify WhatsApp is now in Public Beta
2022年3月23日、フィルタ=Verify、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Verify APIを利用して、ワンタイム・パスコードをWhatsAppご利用のユーザーへ簡単に送信することができます。ドキュメントでパブリックベータリリースの内容をご確認ください。
SAML Single Sign-On (SSO) for Twilio SendGrid is Generally Available
2022年3月28日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio SendGridのSAMLベースのシングルサインオン(SSO)統合機能を正式リリースいたしました。リリースにあたり、ジャストインタイム(JIT)型のユーザープロビジョニング、複数のSubusers(サブユーザー)へのアクセスをサポートし、IDプロバイダ(IdP)であるOktaとAzure Active Directoryに特化した統合ガイドを提供しています。
Twilio SendGrid SSO統合機能により、SendGridアカウントへのアクセスを安全かつ一元的に制御し、SAMLベースのIdPを通じたパスワード管理の効率化を推進できます。
Twilio SendGrid SSOの最新リリースでは、以下が可能となりました。
- JITサポートでユーザーを自動的にプロビジョニングします。Twilio SendGridアプリケーションにユーザーを追加する時間が短縮されます。
- SSO Teammates(チームメイト)1人に複数のサブユーザーを割り当てることが可能です。行動の範囲を制限しながらも、アクセスの柔軟性を向上させることができます。
- OktaとAzure ADに特化したガイドを参考にして、より簡単にSSOを統合できます。(両IdPの正式な統合は近日中に行われます。)
SIP Trunking Call Logs page removed
2022年3月28日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilioコンソール画面上の操作性向上の一環として、SIPトランクの通話ログのページは、2022年3月28日に削除いたしました。SIPトランクの通話ログの情報は、引き続きCall Logページで確認できます。
Generic Pay Connector now available in Public Beta
2022年3月28日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio VoiceのGeneric Pay Connector(汎用Payコネクタ)のパブリックベータ版の提供を開始しました。汎用PayコネクタはPCI準拠のコネクタであり、機密性の高い決済情報をセキュアに収集し、コネクタで設定されている決済処理業者に渡す役割を果たします。
このコネクタでは、charge(チャージ)とtokenization(トークン化)の2種類のトランザクションに対応しており、どのようなトランザクションが発生するのかを決済処理業者が定義できるよう、柔軟性のあるAPI構成となっています。
パブリックベータ版のリリースに伴い、新しい汎用エンドポイント「/」が利用可能になり、トランザクションの種類は汎用エンドポイント内のメソッドになりました。これに伴い、汎用Payコネクタでも利用可能なレガシーエンドポイントである「/charge」と「/tokenize」は、今後30日間で非推奨となる予定です。プライベートベータ版でレガシーエンドポイントを使用しているアプリケーションは、ルートエンドポイント「/」からメソッドとしてトランザクション種別を指定するようにロジックを修正する必要があります。
今回のパブリックベータ版リリースでは、決済処理業者へのリクエストにカスタムパラメータを渡すこともサポートされています。これらの機能は、TwiML言語の<Pay>動詞句、そしてエージェント駆動型の<Pay>セッションの両方でサポートされています。
詳細については、APIドキュメントをご確認ください。
Programmable Voice SIP TLS v1.0/1.1 Deprecation
2022年3月29日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Deprecation [オリジナルの英語投稿はこちら]
(投稿のフィルタ条件や本文記載に若干の差分がありますが)直後の投稿と本質的に同じ内容です。 _codeブロックのフォーマットで記載予定
IETF(Internet Engineering Task Force)の勧告 RFC 8996 に従い、TwilioではTLSバージョン1.2の使用を強く推奨しており、お客様のSIPインフラをTwilio Programmable Voice (SIP) に接続する際にTLS v1.0あるいはv1.1をデフォルトで利用する構成を非推奨としました。 お客様のSIPインフラがTLS v1.0またはv1.1を必要とする場合、これら非推奨のバージョンを許可するように、Twilioアカウントのコンソール画面上で設定変更いただけます。(コンソール画面>Developタブ>Voice>Settings>General>Voice Settings画面>Allow Deprecated SIP/TLS versionsセクション)
なお、お客様の現状運用に対する影響を考慮し、SIPドメインや SIPトランクを使用またはプロビジョニングしている場合、Twilioはお客様のアカウントにおいて2022年3月下旬に、バックエンド側から上記の設定を自動的に有効にしています。お客様側のSIPインフラがすでにTLS v1.2を使用している場合、Twilioコンソールにてこの設定を無効化いただけます。新規Twilioアカウントにはこの設定は適用されませんので、これらのアカウントでは、デフォルトでTLS v1.2のみを使用するよう設定されます。新しいアカウントにおいては、十分に考慮のうえ、必要に応じて「Allow Deprecated SIP/TLS Versions」設定を有効化することができます。
詳細については、ドキュメントをご確認ください。
Elastic SIP Trunking TLS v1.0/1.1 Deprecation
2022年3月29日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=Deprecation [オリジナルの英語投稿はこちら]
(投稿のフィルタ条件や本文記載に若干の差分がありますが)直前の投稿と本質的に同じ内容です。 _codeブロックのフォーマットで記載予定
IETF(Internet Engineering Task Force)の勧告 RFC 8996 に従い、TwilioではTLSバージョン1.2の使用を強く推奨しており、お客様のSIPインフラをTwilio Elastic SIP Trunkingに接続する際にTLS v1.0あるいはv1.1をデフォルトで利用する構成を非推奨としました。 お客様のSIPインフラがTLS v1.0またはv1.1を必要とする場合、これら非推奨のバージョンを許可するように、Twilioアカウントのコンソール画面上で設定変更いただけます。(コンソール画面>Developタブ>Voice>Settings>General>Voice Settings画面>Allow Deprecated SIP/TLS versionsセクション)
なお、お客様の現状運用に対する影響を考慮し、SIPドメインや SIPトランクを使用またはプロビジョニングしている場合、Twilioはお客様のアカウントにおいて2022年3月下旬に、バックエンド側から上記の設定を自動的に有効にしています。お客様側のSIPインフラがすでにTLS v1.2を使用している場合、Twilioコンソールにてこの設定を無効化いただけます。新規Twilioアカウントにはこの設定は適用されませんので、これらのアカウントでは、デフォルトでTLS v1.2のみを使用するよう設定されます。新しいアカウントにおいては、十分に考慮のうえ、必要に応じて「Allow Deprecated SIP/TLS Versions」設定を有効化することができます。
詳細については、ドキュメントをご確認ください。
Video Insights is Now Generally Available
2022年3月29日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio VideoのVideo Insightsは、コンソール画面上のダッシュボード機能です。ビデオアプリケーションの使用状況と品質を俯瞰する、すべてのビデオルームと参加者の傾向を確認する、エンドユーザーの問題をトラブルシュートするといった分析オペレーションを円滑に実施いただけます。Video Insightsを使用することで、より高品質なビデオ体験を構築し、「もうビデオなんて使わないよっ」といった状況を減らし、自信を持って大規模運用を推進できます。
正式リリースに伴い、ルームのフィルタリングや検索、ダッシュボード上で参加者をsignaling_region(動作リージョン)やend_reason(終了理由)でセグメント化するためのドロップダウンなど、様々な機能が刷新されました。
Twilioコンソール上のVideo Insights画面にアクセスし、ぜひお試しください。また、関連のブログ「Video Insights is Now Generally Available」(英語)もご確認ください。
Click to WhatsApp Ads integration now supported with Programmable Messaging
2022年3月29日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
WhatsApp誘導広告を通じてユーザーが企業にメッセージを送る際、ユーザーがクリックした広告に関する追加情報を、弊社プラットフォームから送出するwebhookに渡せるようになりました。これにより企業は、きっかけとなった広告に基づいてインテリジェントに応答するWhatsAppワークフローを作成することができます。また企業は、広告に対するユーザーの反応を追跡することで、広告のパフォーマンスをより良く理解することができます。
Webhook呼び出しに含まれる新しいプロパティについての詳細は、ドキュメントをご確認ください。