changelog 投稿内容のサマリ (2022年2月上旬の内容)
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New Twilio Console SSO with self-service UI and domain based enforcement
2022年1月31日、フィルタ=Twilio Platform、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
2022年1月下旬(実際のリリース期日)の日付でのchangelog投稿が2022年2月上旬に行われ(英語)、次いで今回の抄訳版投稿となりました。
SSO管理の新エクスペリエンスをパブリックベータリリースしました。SSOの新たなUIは、Administration EditionまたはEnterprise Editionを契約されたお客様のアカウント上で、Admin Centerから利用できます。
新UIを利用することで、今後はお客様ご自身でTwilioコンソール上で、SSOの設定・管理が可能となります。以前は、サポートチケットを作成し、SSOの設定データをメールでやり取りし、弊社側で設定を行う必要があり、正しく設定するのに手間がかかっていました。今後は、数分もあればSSO設定をセルフサービスで行い・有効化し、該当のユーザを対象にロールアウトすることができます。
さらに、対象のユーザーに対して手動でSSOを有効にする必要がありません。ドメインベースの有効化機能を使うことで、既存および新規のすべてのユーザーにSSOが自動的に有効化されます。したがって、お客様企業のTwilio Organization(アカウントやユーザーを組織レベルで管理する機能)に招待されたすべての新しいユーザーに対してSSOが有効になっているかどうかを気にする必要がありません。
詳細については、TwilioコンソールへのSSOログインに関するドキュメントをご確認ください。
Conference Insights Dashboard
2022年2月4日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable VoiceサービスのConference Insights機能について、そのダッシュボード機能をベータリリースいたしました。本機能を利用することで、会議通話およびその参加者の行動をアカウントレベルで確認できます。ダッシュボード(Conference Insights Dashboard)のデータは、Conference Summary(会議通話サマリー)およびParticipant Summary(参加者サマリー)レコードを分析・集計して生成されます。ダッシュボードを使用して会議通話視点からの動作変化を検出し、最適化の機会を探ってください。詳細については、ドキュメントをご確認ください。
(日本語編集上の補足: 今回のリリースはコンソール画面上、Monitor > Insights > Conferences と辿ることで表示されます。また、類似の機能として2021年6月にベータリリースされていた機能がありますが、こちらはコンソール画面上、Monitor > Logs > Conferences と辿ることで表示されます。後者は、Conferencesリソース個々の詳細データについて様々な角度から知見提示する機能です。)
Conference Insights REST API
2022年2月4日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable VoiceサービスのConference Insights機能については、Conference Summary(会議通話サマリ)およびParticipant Summary(参加者サマリ)視点からの知見をコンソール画面を通じてご確認いただけるよう、2021年6月下旬にベータリリースしていました。今回リリースはこの「API版」と位置付けられ、これらレコードを精査することで、会議通話とそのパフォーマンスに関する有用なメタデータを確認できます。
また参加者サマリAPIを利用することで、会議通話終了後においても参加者データへアクセスできます。これまで参加者データは、会議通話が進行中の場合にのみAPI取得可能でした。詳細については、ドキュメントをご確認ください。
Voice Insights Call Summary Event Streams v2
2022年2月9日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable VoiceサービスのVoice Insights機能について、Call SummaryイベントをTwilio Event Streamsへ配信することができます。この対応において、配信データのデータ構造をver1からver2へと改訂いたしました。
v2における変更点は、Call Summary REST APIから返されるパラメータと同等になるようにしたことです。具体的には、created_time
、queue_time
、edge_location
、queue_time
、アプリケーション情報(app.name
, app.version
など)、それから、verified_caller
やbranded_call
の詳細を含む trust objectといった情報要素が新たに含まれるようになっています。
なお注意点として、Event Streamsにおいてイベント種別「Call Summary」のいずれかに既にサブスクライブ(購読)している場合、v2のデータ構造によるデータ配信を可能とするために再度購読処理を行っていただく必要があります。
JavaScript Preflight API is now Generally Available
2022年2月10日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable VideoサービスのPreflight API (runPreflight
) は、JavaScript開発者に、Twilioクラウド上のサーバとエンドユーザーの接続チェック機能を提供します。エンドユーザーがビデオルームに参加する前に問題を検出する目的で「待合室」機能の一部として利用するもよし、あるいは、トラブルシューティング用ページの一部として使用することもできます。詳細については、ドキュメントをご確認ください。
Veridas Integration is validated for Flex
2022年2月10日、フィルタ=Flex、リリース=<なし> [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Flexでは、Veridasデジタル認証ソリューション(音声指紋認識)との統合の検証を完了しました。Veridasソリューションを活用することで、企業側スタッフと会話するエンドユーザーが3秒程度の音声を発話することでその身元を確認することができます。Veridasソリューションは多言語対応しており、厳格なデータプライバシー基準の下でデータを処理し、詐欺防止を支援することができます。
Veridasそのもの、そしてFlexとの連携についての詳細は、Veridas連携に関するドキュメントをご確認ください。
New Amazon Polly Neural Voices available for <Say>
2022年2月11日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Programmable Voiceサービスにおいて、Amazon Pollyベースの音声合成(テキスト読み上げ)をNeural(ニューラル)モードで動作させることが、以下のロケールについて可能となりました。(これらのロケールについては、これまでStandardモードでの動作でした。)Neuralモードで動作することで高品質の音声合成が提供され、ユーザー体験が豊かなものとなります。
ボイス: 英語(ニュージーランド、en-NZ)、英語(南アフリカ、en-ZA)、英語(米国、en-US)、フランス語(カナダ、fr-CA)、フランス語(フランス、fr-FR)、ドイツ語 (de-DE)、イタリア語 (it-IT)、日本語 (ja-JP)、韓国語 (ko-KR)、スペイン語 (European、es-ES)
(日本語化上の補足: 日本語における対応については、2022年2月現在で、ボイス「Takumi」についてとなります。詳細はAWS様サイトでご確認ください。)
高品質な音声合成を実際に利用するには、TwilioコンソールのText-to-Speechの画面セクションで該当のボイスを選択するか、TwiML言語の<Say>動詞句の属性値として設定してください。音声合成機能の詳細やその価格については、Twilio Text-to-Speechのドキュメントをご確認ください。