changelog 投稿内容のサマリ (2022年1月上旬の内容)

January 26, 2022
執筆者
レビュー担当者

changelog Jan-2022 1st half JP

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、月2回を目安に運用しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。

Message Scheduling is in public beta

2022年1月12日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio MessagingX*1におけるMessage Scheduling(メッセージのスケジュール送信)機能のパブリックベータリリースをご報告いたします。

(*1 ブログ記事「Twilio MessagingX: Powering the next decade of business messaging(英語)」が参考となります。)

Twilio Messaging APIを使用して、SMS、MMS、Whatsappでメッセージをスケジュール送信できるようになりました。これまでは、Twilio Messaging APIに対してAPIリクエストを行うと、メッセージは即時送信されました。今回の新機能により、メッセージの送信時刻を意図的に遅らせたり、先の日時(最大7日先)まで予約することができ、cronジョブなどのスケジュールサービスに頼る必要がなくなります!

該当のドキュメントおよび今回リリースをアナウンスするブログ記事をご確認いただき、ぜひご活用ください。

Ability to edit A2P Brand Registration to Address Verification Failures

2022年1月11日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。

Twilio SMSの米国A2P* 10DLC**に際し、ブランド登録を申請すると、サードパーティーベンダーであるTCRによって情報が検証できなかった場合、そのフィードバックが提示されます。今回、このフィードバックを基にしてブランド登録データを編集できるようになりました。Twilioコンソール画面を通して編集する場合、TrustHub画面の例を参考にしてください。画面ではなくISV APIを利用する場合も編集が可能です。詳しくは、こちらの例を参考にしてください。

* A2P(アプリケーション-to-パーソン; 企業アカウントから消費者ユーザへSMS送信する形態), ** 10DLC(10-Digit Long Code, SMS送信元となる米国の10桁の電話番号)

ブランド登録および登録データの検証に際して問題が発生した場合、多くの場合、お客様企業自身による登録データ更新が3回まで許容されます。その後はサポートチケットを起票いただき、チケット処理の一環として弊社サポート部門が主体的に対処していく形となります。登録およびデータ検証に際して問題が発生した際、お客様企業自身によって解決が不可能と判断されるケースでは、即時サポート部門での対応に切り替わる場合もあります。

ブランド登録の更新に係る費用は弊社側で負担いたします。ブランド登録の更新や登録処理のベストプラクティスについては、サポートサイト記事をご確認ください。

SIP Header Manipulation is now Generally Available

2022年1月11日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

SIP INVITEメッセージにおけるToおよびFromの番号フィールドの値を操作するための管理画面機能をリリースいたしました。地域やキャリアの規制・ガイドラインをふまえ、お使いください。

SIP INVITEリクエストに含まれる電話番号のフォーマットは、オンプレミス機器のプロバイダーと通信事業者の間で異なる場合があります。例えば、PBXによっては、Twilioが必要とするE.164以外のフォーマットで番号を送信する場合があります。Manipulation Policies(操作ポリシー)を使用すると、SIP INVITE内のToFrom番号のフィールドデータを編集し、フォーマット要件に準拠したり、通話のcallerIdを変更したりと、公衆網を含む対向インフラの各種ニーズに対応することが可能となります。

詳細については ドキュメントをご確認ください。該当のポリシーは、こちらの画面から設定いただけます。

Maintain Caller-ID when Call Forwarding via Programmable Voice API

2022年1月10日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Voice APIにおいて、Callsリソースに新たなプロパティCallTokenが追加されました。CallTokenは、通話を転送する際に使用できるオプションのパラメータで、その値はTwilioインフラで着信があったとき、かつ、通話着信に係るwebhookがPOSTで起動された場合にのみ生成されます。着信通話のCallToken値を転送通話のCallTokenパラメータに転記して通話転送することで、同じcallerIdを維持することができるようになります。

米国市場で将来的に、SHAKEN/STIRサービスにおけるDIV PASSporTが通信事業者によってサポートされた段階で、CallTokenを活用したエンドツーエンドの通話認証が可能になる予定です。

External Storage for Video Recordings is available to all

2022年1月5日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Videoの、External Storage for Video Recordings機能をすべてのお客様に対してリリースいたしました。Twilio Video(のVideo Recordings)サービスがレコーディングファイルやコンポジションファイルを、お客様指定・管理のAWS S3バケットに対して送り出すことが可能となります。本機能は、これまではTwilio Editionsの一機能として利用可能でした。今後はすべてのお客様にご利用いただけ、また費用はかかりません。

ビデオレコーディングに関する今回の機能により、アプリケーションの設計者は特定のユースケースや規制ニーズに対応するワークフローを組むことができます。例えば教育分野のお客様はデータ主権面の要件を考慮し、バーチャル教室におけるビデオレコーディングに際して、コンポジション(合成)されたレコーディングデータをお客様管理のS3バケットに保存することができます。

詳細については、今回のリリースを深堀りするブログ記事や該当のドキュメント「Storing Recordings or Compositions to AWS S3」をご確認ください。