changelog 投稿内容のサマリ (2022年1月上旬の内容)
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Message Scheduling is in public beta
2022年1月12日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio MessagingX*1におけるMessage Scheduling(メッセージのスケジュール送信)機能のパブリックベータリリースをご報告いたします。
(*1 ブログ記事「Twilio MessagingX: Powering the next decade of business messaging(英語)」が参考となります。)
Twilio Messaging APIを使用して、SMS、MMS、Whatsappでメッセージをスケジュール送信できるようになりました。これまでは、Twilio Messaging APIに対してAPIリクエストを行うと、メッセージは即時送信されました。今回の新機能により、メッセージの送信時刻を意図的に遅らせたり、先の日時(最大7日先)まで予約することができ、cronジョブなどのスケジュールサービスに頼る必要がなくなります!
該当のドキュメントおよび今回リリースをアナウンスするブログ記事をご確認いただき、ぜひご活用ください。
Ability to edit A2P Brand Registration to Address Verification Failures
2022年1月11日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。
Twilio SMSの米国A2P* 10DLC**に際し、ブランド登録を申請すると、サードパーティーベンダーであるTCRによって情報が検証できなかった場合、そのフィードバックが提示されます。今回、このフィードバックを基にしてブランド登録データを編集できるようになりました。Twilioコンソール画面を通して編集する場合、TrustHub画面の例を参考にしてください。画面ではなくISV APIを利用する場合も編集が可能です。詳しくは、こちらの例を参考にしてください。
* A2P(アプリケーション-to-パーソン; 企業アカウントから消費者ユーザへSMS送信する形態), ** 10DLC(10-Digit Long Code, SMS送信元となる米国の10桁の電話番号)
ブランド登録および登録データの検証に際して問題が発生した場合、多くの場合、お客様企業自身による登録データ更新が3回まで許容されます。その後はサポートチケットを起票いただき、チケット処理の一環として弊社サポート部門が主体的に対処していく形となります。登録およびデータ検証に際して問題が発生した際、お客様企業自身によって解決が不可能と判断されるケースでは、即時サポート部門での対応に切り替わる場合もあります。
ブランド登録の更新に係る費用は弊社側で負担いたします。ブランド登録の更新や登録処理のベストプラクティスについては、サポートサイト記事をご確認ください。
SIP Header Manipulation is now Generally Available
2022年1月11日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
SIP INVITEメッセージにおけるTo
およびFrom
の番号フィールドの値を操作するための管理画面機能をリリースいたしました。地域やキャリアの規制・ガイドラインをふまえ、お使いください。
SIP INVITEリクエストに含まれる電話番号のフォーマットは、オンプレミス機器のプロバイダーと通信事業者の間で異なる場合があります。例えば、PBXによっては、Twilioが必要とするE.164以外のフォーマットで番号を送信する場合があります。Manipulation Policies(操作ポリシー)を使用すると、SIP INVITE内のTo
とFrom
番号のフィールドデータを編集し、フォーマット要件に準拠したり、通話のcallerId
を変更したりと、公衆網を含む対向インフラの各種ニーズに対応することが可能となります。
詳細については ドキュメントをご確認ください。該当のポリシーは、こちらの画面から設定いただけます。
Maintain Caller-ID when Call Forwarding via Programmable Voice API
2022年1月10日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Voice APIにおいて、Callsリソースに新たなプロパティCallToken
が追加されました。CallToken
は、通話を転送する際に使用できるオプションのパラメータで、その値はTwilioインフラで着信があったとき、かつ、通話着信に係るwebhookがPOSTで起動された場合にのみ生成されます。着信通話のCallToken
値を転送通話のCallToken
パラメータに転記して通話転送することで、同じcallerId
を維持することができるようになります。
米国市場で将来的に、SHAKEN/STIRサービスにおけるDIV PASSporTが通信事業者によってサポートされた段階で、CallTokenを活用したエンドツーエンドの通話認証が可能になる予定です。
External Storage for Video Recordings is available to all
2022年1月5日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
Twilio Videoの、External Storage for Video Recordings機能をすべてのお客様に対してリリースいたしました。Twilio Video(のVideo Recordings)サービスがレコーディングファイルやコンポジションファイルを、お客様指定・管理のAWS S3バケットに対して送り出すことが可能となります。本機能は、これまではTwilio Editionsの一機能として利用可能でした。今後はすべてのお客様にご利用いただけ、また費用はかかりません。
ビデオレコーディングに関する今回の機能により、アプリケーションの設計者は特定のユースケースや規制ニーズに対応するワークフローを組むことができます。例えば教育分野のお客様はデータ主権面の要件を考慮し、バーチャル教室におけるビデオレコーディングに際して、コンポジション(合成)されたレコーディングデータをお客様管理のS3バケットに保存することができます。
詳細については、今回のリリースを深堀りするブログ記事や該当のドキュメント「Storing Recordings or Compositions to AWS S3」をご確認ください。