changelog 投稿内容のサマリ (2021年9月上旬の内容)

October 13, 2021
執筆者
レビュー担当者

changelog Sep-2021 1st half JP

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、月2回を目安に運用しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。

Register Starter A2P 10DLC Brands and Campaigns via Console

2021年9月15日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

独立系ソフトウェアベンダ(ISV) の種別のお客様について、配下のエンドユーザー企業の米国A2P* 10DLC**の登録作業(ブランド登録、キャンペーン登録)を行うにあたり、APIで可能な登録要素とコンソール画面で可能な登録要素の乖離がなくなったことをご報告いたします。よって、これまでAPIベースで登録作業を行っていた場合についても、今後はコンソール画面上のTrust Hubの箇所でご登録いただけます。

* A2P(アプリケーション-to-パーソン; 企業アカウントから消費者ユーザーへSMS送信する形態), ** 10DLC(10-Digit Long Code, SMS送信元となる米国の10桁の電話番号)

このご報告はStarter系のエンドユーザー企業、Standard系のエンドユーザー企業の両方に当てはまります。Starter系のエンドユーザー企業を例とした画面キャプチャ付きの登録作業概要をまとめてありますので、Twilioドキュメントの「Registering your Customer as a Starter Brand with the Trust Hub」をご確認ください。

Custom Automation Exit Criteria

2021年9月14日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio SendGridのMarketing CampaignsサービスのAutomation機能(メールキャンペーンの自動化ワークフロー的な機能)において、ワークフローの設定目標が達成された段階で連絡先(メール配信先)をAutomationから自動的に削除することができるようになりました。AutomationにおいてExit Criteria(終了基準)を追加するには、対象となるAutomation(新規作成または既存の編集)のドロップダウン Exit Criteria において Contact meets following criteria および該当のエンゲージメントイベントを選択してください。

tsg-mc-exitcriteria-jp

Automationの管理に関する詳細は、Knowledge Center上の記事をご確認ください。

Mock Brand and Campaign Registration for US A2P 10DLC

2021年9月13日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

米国A2P 10DLCの登録作業(ブランド登録、キャンペーン登録)を行うISV系のお客様で、ご自身のISVブランドが登録済みの場合、A2P 10DLC用APIをテストモード実行することができます。テストモード実行にあたっては、擬似的な(Mock)ブランド、擬似的なSMSキャンペーンを対象としてAPI実行し、A2P 10DLCに関して本来発生する費用を免除する動作となります。この擬似的なテストモード実行に際して利用するAPIをMock Brand and Campaign API と呼びます。

なお擬似的とはいえ、通常のブランド登録、通常のキャンペーン登録と基本的には同じAPI仕様です。また、擬似的なブランド(Mock Brand)に対してキャンペーン登録を行うと、そのキャンペーンは自動的に疑似キャンペーン(Mock Campaign)と解釈され、疑似キャンペーン上のSMSメッセージはA2P 10DLC用のルートには配信されません。さらに、擬似的なブランドや擬似的なキャンペーンは30日後に期限切れします。最後に、Mock APIの利用にあたっては制限事項や考慮点がありますので、Twilio ドキュメントの「A2P Mock Brand and Campaign API」に記載の重要事項をご確認ください。

Additional optional information available on A2P 10DLC Brand Registration via API

2021年9月9日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

米国A2P 10DLCの登録作業に関して、ISV系のお客様は、配下のお客様(Secondary Brand)のブランド登録情報をGET Brand Registration APIで確認できます。確認できる属性情報のうち、今回追加されたものを以下に掲載いたします。

  • パラメータ russell_3000 - Russel 3000ブランドである場合に値trueを返します。キャンペーンレジストリ(TCR)により管理される情報です。
  • パラメータ tax_exempt_status - 米国の非営利組織ブランドの税金控除ステータス(例: 501c3)を意味します。TCRにより確認されている値ですが、該当しない場合には、値N/Aを返します。
  • パラメータ skip_automatic_sec_vet - ISV系のお客様が配下のお客様の自動審査処理をスキップする選択をしている場合、そのISV系のお客様について値trueを返します。

詳細については、ISV Onboarding APIに関するドキュメント、「Using GET to check brand registration status」をご確認ください。

ISV customers can skip secondary vetting for any US A2P 10DLC Brand

2021年9月9日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

米国A2P 10DLCの登録作業に関して、ISV系のお客様は、配下のお客様(Secondary Brand)のブランド登録に際し自動審査をスキップすることが可能となりました。ただし自動審査をスキップすると、審査処理により、SMSキャンペーンのスループットや日次の最大送信量について、キャリアによって規定されている最低値を上回る可能性が生じます。このため、弊社としては、配下のお客様の審査処理をお奨めいたします。審査処理を自動化しておくことで、この部分まで含めて一気に登録処理を進めることができます。

一方でISV系のお客様の一部には、配下のお客様の登録審査処理を一気に完了させたくないとお考えの場合もあろうと思います。審査処理時に必要となる費用面が背景かもしれません。あるいは、該当する配下の企業のSMS利用(量)パターンが背景にあるのかもしれません。利用量の制限については、A2P 10DLCに関するスループットや信頼スコアに関するサポートサイト記事「Message throughput (MPS) and Trust Scores for A2P 10DLC in the US」もご確認ください。

本スキップ処理をご希望の場合、オプションのパラメータSkipAutomaticSecVetを利用し、ブランド登録処理を実施してください。詳細についてはISV Onboarding APIドキュメントをご確認ください。

Adding Email Previews for New Devices

2021年9月9日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Eメールデバイステストの選択肢について、Windows 10上のEdgeブラウザが加わることに伴い、以下のデバイスを2021年9月9日に選択肢に追加いたしました。

  • Web.de Windows 10 (Chrome, Firefox, Edge)
  • GMX Windows 10 (Chrome, Firefox, Edge)
  • Mail.ru Windows 10 (Chrome, Firefox, Edge)

Video Diagnostics App Public Beta

2021年9月9日、フィルタ=Programmable Video、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Videoのビデオ診断ウェブアプリケーションをベータリリースいたしました。ReactJSベースのオープンソースのアプリケーションで、セッションの参加者が高品質なビデオセッションを確立することができるかを確認できます。このアプリケーションは、Twilio Videoの各ルーム種別(WebRTC Go, P2P, Group)で利用いただけます。

この診断アプリケーションは、TwilioのRTC Diagnostics SDKおよびTwilio VideoのJavaScript SDKにおける診断系あるいはビデオ通話確立の前準備系の機能を活用しており、これには最近パブリックベータリリースされたPreflight APIも含まれます。

開発済みのビデオアプリケーションに対して組み込むこともできますし、その際にカスタマイズいただいても構いません。あるいは、本番のビデオセッションに対して事前に行うオンボーディングチェックのロジックの一貫として動作させるケースもあろうかと思います。さらには、デバイス、OSやブラウザ等のソフトウェア、ネットワークの状況に起因すると思われる事象を診断するツールとして利用いただくことも可能です。利用や組み込みにあたって料金等は掛かりません!

ビデオ診断アプリケーションの詳細については、ブログ記事「Help Your Users Help Themselves with the New Video Diagnostics App, Now in Beta」(近々翻訳予定)やREADMEをご確認ください。

End of Life Complete for Unsupported Versions of the Programmable Video SDK

2021年9月8日、フィルタ=Programmable Video、リリース=Deprecated [オリジナルの英語投稿はこちら]

2021年3月8日に投稿したchangelog関連記事)の内容をうけ、Twilio Programmable Videoの以下のSDKを予定どおり2021年9月8日にEnd of Life(提供終了)といたしました。

  • Android - 4.x 及びそれ以前のバージョン
  • iOS - 2.x 及びそれ以前のバージョン
  • JavaScript - 1.x

上述のProgrammable Video SDKおよびそのバージョンについては、これらが接続するバックエンド側プラットフォームの信頼性が十分ではないことが分かっています。これらSDKバージョンご利用のすべてのお客様を対象として、一時動作停止(brownout)が既に開始されています。この一時動作停止はこの後も2021年11月2日午前9時(日本時間)まで定期的に行われます。この日時を過ぎると、上述のバックエンド側プラットフォームを完全にシャットダウンしますので、これらSDKバージョンについては完全に機能しなくなります。一時動作停止のロジックについては、時間経過とともに一時動作停止の継続時間が長いものに、そして高い頻度で発生するようになっていきます。(これ以上の詳細は公開いたしません。)

Programmable Video SDKを引き続きご利用の場合、サポートされているバージョンへ至急アップグレードいただく必要があります。皆さまがエンドユーザーにモバイルアプリを提供されている場合、皆さまのアプリケーションがアプリストアにおいて公開され、エンドユーザーのアップグレードを誘導する必要があります

詳細については、当初のchangelog投稿(関連記事)をご確認ください。またSDKをアップグレードする際には、以下のマイグレーションガイドも併せてご確認ください。

Voice Insights Advanced Features Call Summary List API

2021年9月7日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

(投稿のフィルタ条件や本文記載に若干の差分がありますが)直後の投稿と本質的に同じ内容です。

Twilio VoiceサービスのVoice Insights機能について、そのAdvacned Features(高度化機能)で提供されるCall Summary APIとしてコールサマリーの複数レコードを返す新たなAPIエンドポイントを提供開始いたします。このエンドポイントは、日時の範囲、通話の状態、通話の種別、SIPセッションが「200 OK」以外のHTTPレスポンスコードで終了したか等のクエリパラメータを付けて呼び出します。

詳細については、Twilioドキュメントの「Read multiple Call Summary resources」をご確認ください。

Voice Insights Advanced Features Call Summary List API

2021年9月7日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

(投稿のフィルタ条件や本文記載に若干の差分がありますが)直前の投稿と本質的に同じ内容です。

Twilio VoiceサービスのVoice Insights機能について、そのAdvacned Features(高度化機能)で提供されるCall Summary APIとしてコールサマリーの複数レコードを返す新たなAPIエンドポイントを提供開始いたします。このエンドポイントは、日時の範囲、通話の状態、通話の種別、SIPセッションが「200 OK」以外のHTTPレスポンスコードで終了したか等のクエリパラメータを付けて呼び出します。

詳細については、Twilioドキュメントの「Read multiple Call Summary resources」をご確認ください。

Retiring Email Previews for Outdated Devices

2021年9月3日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=Deprecated [オリジナルの英語投稿はこちら]

Eメールデバイステストの選択肢について、Windows 10上のEdgeブラウザが加わることに伴い、以下の古いデバイスを2021年9月3日に選択肢から外しました。

  • Outlook 2016 OSX10.8
  • Outlook 2013 (120 dpi) Windows 7
  • Outlook 2010 (120 dpi) Windows 7
  • Lotus Notes 85 Windows 7
  • Thunderbird Windows 7
  • Web.de Windows 7 (Chrome, Firefox, IE11)
  • GMX Windows 7 (Chrome, Firefox, IE11)
  • Mail.ru Windows 7 (Chrome, Firefox, IE11)
  • Telstra Windows 7 (Chrome, Firefox, IE11)

Network Bandwidth Profile API performance improvements for multi-party applications

2021年9月2日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio VideoのNetwork Bandwidth Profile APIについて、特に参加人数の多いビデオセッションにおいて効果を発揮する機能強化を行いました。この機能強化は JavaScript, iOSAndroid の各SDKで利用可能で、ビデオトラックのクライアント側でのオンオフを自動化するか否かの設定が導入されているほか、ビデオトラックの解像度の最適化を自動化するか否かの選択が行えるようになっています。

これらの自動化機能を利用することで、画面レイアウトに沿うようにビデオトラックが動的に最適化され、参加人数の多いビデオセッションにおいて帯域やCPU利用率の点で効率化が図られ、ビデオ品質およびユーザ体験が向上するはずです。もちろん手動制御も引き続き可能で、デベロッパーに選択肢が提供されるという点でも歓迎されると期待しています。

今回の機能強化の詳細については、ブログ記事「Improve the Efficiency of Your Multi-Party Video Experiences」とTwilioドキュメントの「Understanding clientTrackSwitchOffControl」をご確認ください。

New Email Templates Available (Hospitality)

2021年9月1日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

デザインライブラリに新たに追加されたレスポンシブEメールテンプレートをご活用ください。コンソール画面上、Design Library > SendGrid Email Designs > CATEGORIESからHospitalityあるいはTravelをお選びください。

tsg-mc-design-library-jp

Changes to Voice Insights Advanced Features Billing for some call flows

2021年8月27日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

2021年8月下旬(実際のリリース期日)の日付でのchangelog投稿を2021年9月上旬に行い(英語)、次いで今回の抄訳版投稿となりました。

Twilio Voiceサービスについて、SIP <Refer>による転送制御、あるいはTwiML言語の<Dial>動詞句の対象として<Sip>名詞句を複数個配置するマルチダイヤルの呼制御のケースで、従来、その課金請求が正しく行えていない場合がありました。今回、この不具合修正を行いました。このため、これらの呼制御のケースにおいてVoice Insights Advanced Featuresに係る請求が新たに行われる場合があります。