changelog 投稿内容のサマリ (2021年7月下旬の内容)
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A2P Registration now automatically includes Secondary Vetting
2021年7月27日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。
Twilioでは、米国のロングコードを送信元とするSMSメッセージング「A2P* 10DLC**」における米国キャリアとの登録処理について、引き続き合理化を図っています。登録処理の冒頭に行うブランド登録については、既に登録をお済ませのお客様も含め、すべてのお客様において追加の審査処理を伴うものとなり、40ドルの費用(初回1回のみ)が必要となります。Twilioではこの審査処理を自動化し、2021年10月1日まではその費用を弊社側でカバーします。
* アプリケーション-to-パーソン; 企業アカウントから消費者ユーザへSMS送信する形態, ** 10-Digit Long Codeの略, SMS送信元となる米国の10桁の電話番号のこと
自動化された追加の審査処理を含め、お客様企業・組織では以下のメリットを享受いただけます。
- T-Mobile向けのA2P 10DLC系のSMS送信の場合、日次のメッセージ数上限が増加する可能性が高まります。詳細については、サポートサイト記事 ‘T-Mobile daily message limits for long code messaging with A2P 10DLC’ をご確認ください。
- 追加審査により登録情報の正確性を担保し、TCR*スコアを最大化しますので、結果としてSMSキャンペーンのメッセージ送信スループットが高まります。詳細については、サポートサイト記事 ‘Message throughput (MPS) and Trust Scores for A2P 10DLC in the U.S.’ をご確認ください。(* TCR - ブランド登録処理に係る登録ツールを管理する主体のことで、あまり強く意識されなくても大丈夫です。)
上述のように、既にブランド登録をお済ませのお客様も含め、米国A2P 10DLCの文脈で登録作業を行うすべてのお客様においてこの追加審査処理は自動的に処理されますので、お客様企業・組織側で何かアクションいただく必要はありません。詳細については、こちらのサポートサイト記事をご確認ください。
US A2P 10DLC Registration Available for Government Agencies
2021年7月22日、フィルタ=Programmable Messaging、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。
官公庁・自治体向けのお客様による米国A2P 10DLC関係の登録作業が、開始いただけるようになりました。
官公庁・自治体向けのお客様については、A2P 10DLCの文脈で現状でも、Standard Campaign(標準的な種別のSMSキャンペーン)についてご利用いただけるようになりました。また、エコシステム(含: キャリア等)視点でSpecial Use Cases(特別なSMSユースケース(例: 選挙やチャリティ))への対応が十分に図られた段階で、弊社としても対応を開始していく予定です。詳細については、サポートサイト上の記事をご確認ください。
New context properties available in Twilio Functions and Runtime Handler version 1.1.2
2021年7月19日、フィルタ=Serverless、リリース=<なし> [オリジナルの英語投稿はこちら]
Functionsコードの中で従来よりも簡単にService SIDやEnvironment SIDの値にアクセスすることが可能になりました。これらのSID値はFunctionsコードの実行時にcontextオブジェクトに自動的に格納され、各々context.SERVICE_SID、context.ENVIRONMENT_SIDのキーを介して取得可能です。なおこの機能強化は、従来型のFunctionsであるFunctions(Classic)では利用できません。 また、既に多数の環境変数をご利用中の一部のお客様については、このSID値への簡易アクセス機能は提供されず、上述のキーを呼び出しても値undefinedが戻ります。詳細については、該当のドキュメントをご確認ください。
この機能強化に合わせ、Runtime Handlerのバージョン1.1.2がリリースされました。また、 ローカルマシン上での開発においてcontext.SERVICE_SIDまたはcontext.ENVIRONMENT_SIDへのアクセスが行われるとコンソールログに対してエラーが出るようになりました。バージョン1.1.2は後方互換性があり、Serverless APIおよびFunctionsの新規(=現行)UIエディタ上で利用可能です。なお、バージョン1.1.2はFunctions(Classic)とは互換性がありません。
このハンドラーバージョンを利用するには、新規(=現行)UIエディタ上Dependenciesタブに行き、@twilio/runtime-handlerを1.1.2に指定したうえ、新たにデプロイを行ってください。ハンドラーバージョン1.1.2は、Twilio SDKの3.50.0以上でサポートされます。
ランタイムハンドラー、およびランタイムハンドラーをサーバーレスツールキットと共に利用する詳細手順については、こちらのドキュメントをご確認ください。
Event Streams is now HIPAA Eligible
2021年7月19日、フィルタ=Event Streams、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]
HIPAA(準拠)そのものは主に北米市場に関係する事項であり、参考程度にお読みください。
Twilio Event Streamsが、HIPAA準拠のヘルスケア系アプリケーションを開発する際にご利用いただけるTwilioサービスとなりました。HIPAAは1996年に制定された医療保険の携行性と責任に関する米国の法律であり、ヘルスケア系アプリケーションでPHI(保護対象保健情報)を扱う場合には、企業はHIPAA準拠を支援するプラットフォーム利用を訴求することがあります。お客様によるHIPAA準拠を支援するTwilioサービスについて、Twilioでは、BAA(ビジネスアソシエイト契約)に適用対象主体(covered entities)および事業提携先(business associates)の立場から署名をいたします。
詳細については、Twilioプラットフォームに関するHIPAA準拠についてのホワイトペーパーをご確認ください。